“ポエトリーリーディング”という言葉を知ったのは、実際にそれに触れてから随分後のことでした。
ポエトリーリーディングとは、詩人が自作の詩を朗読すること、詩を読んでいるように歌うこと等を指します。
わたしが成宮アイコさんと出会ったのは、わたしがまだ10代の頃でした。
成宮さんは現在も「朗読詩人」としてライブへ出演したり、本の出版をされたり、アーティストへの作詞提供をするなど幅広い分野で活躍されています。
成宮さんと出会い、わたしは言葉が持つ力のようなものを強く実感するようになりました。
頻繁にライブに足を運びました。そのパフォーマンスを目の前にするといつも泣いていました。
叫ぶように、心に訴えかけるように、ひとつひとつの言葉を本当に大事に朗読されるその姿を見て、わたしは「生きている」ということをちゃんと心で理解したように思います。
そして初めてお声がけさせていただいたとき、成宮さんが「私たち、生きてきたから出会えたね。」と言ってくださったのを今でも鮮明に覚えています。
言葉は立体的であり、多面的です。
受け取る側がどこからその言葉を捉えるのか、それは本当に一人一人感じ方が違うと思います。
だからわたしはいつも、言葉の奥を見ていたい。
言葉が持つ力を信じたい。
難しい言葉じゃなくていいんです。シンプルな言葉こそがきっと、誰かの心を震わせる。
届きますように。伝わりますように、と。
“言わなくても伝わる”は嘘だとわたしは思っています。
言葉にして初めて意味を持つこともあるだろうし、せっかく生まれた感情が相手に届かないことは、とても勿体ないことだと思うのです。
だからわたしはいつだって何度でも伝えたいと思っています。
言葉が持つ力を信じているから。
まだまだわたしが“言葉”というものに抱いている感覚はたくさんあるのですが、今回はこの辺りにしておきますね。
近況ノートでは、自分の物事に対する考え方や、本当の近況などを書いていけたらいいなと思っています。
それでは、またね。
夏目でした。