羅刹清士の中で一体何が起こっていたのか解説します。
清士が七志にもらった心機「魅繰緒」は、自分の意思と記憶を相手の脳に強制的にダウンロードさせる心機です。
その逆も同時に行い、相手の意識と記憶を自分にダウンロードします。
こうすることで、相手の意識を自分が乗っ取ることができます。
ですが、これは入れ替わりとは違い、相手の脳はそのままなので相手の持っていた記憶や知識、経験は自分のものになります。
そうすることで一見、相手の肉体と経験を全て自分のものにできる能力に見えます。
しかし実際はそうではなく、相手の体や脳に刻まれた記憶は徐々に復活し、自分の記憶や意思と混ざり合っていきます。
そうすることで、最終的には自我が崩壊し、誰でもない何かになってしまいます。
ミノリの魂楽多重奏【懐】は、そんな自我が完全に混ざり合う前の、残ったわずかな美玲の心を呼び起こしたわけです。
しかし、これは自我の崩壊を加速させるためのものでした。
ミノリはわざと清士、美玲の自我を崩壊させ、戦いを有利に進めるためにやってきたのです。
彼女にとっても辛い選択かもしれませんが、勝つための手段として彼女はこれを選択しました。
ですが、結局七志が現れて、彼女の計画通りとはいかなくなってしまいました。
さて、次回はどうなるのか?
お楽しみに。