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「魔術サンプル0︀0︀0︀」発展用語解説3 精刻獣と歴史

「魔術サンプル0︀0︀0︀」を読んでくださっている方、ありがとうございます。100PVという節目が近くなっており、話も最終章に入っていきます。本当にありがとうございます。
 一人でもいいので、誰かにこの作品のラストシーンが届くことを祈っています。

 さて、この解説がいかに本編を読むのに必要ないややこしい知識であるかは1と2で散々忠告しましたので、今回も容赦なくやっていこうと思います。

 作中にわりと初期の方からキャラたちが口にしている「精刻獣」というワード。しかし、実際それが敵として出てくるのはある1話だけです(しかも回想)。一点ネタバレ(というか、まだ言及されていない些細なことへの言及)を含みますが、人類と精刻獣の歴史についてお話しします。

 実は立式魔術はかなり最近できた技術です。ところで覚えているでしょうか、立式魔術に用いる魔術項は、精刻獣から採取したものしか使うことができません。つまり、精刻獣が世界に現れた後、立式魔術が発見されたということです。

 精刻獣はあらゆる獣をベースにした姿形の怪物で、外見で共通しているのは、ツノがあるという特徴です。このツノに魔術項が刻まれているので、魔術師は精刻獣から市民を守るついでに魔術項の新種がないか記録する必要があります。精刻獣が息絶えてしまうとツノの魔術項は消えてしまうので、結構これが大変です。

 お察しの通り、魔術項の採取を優先して市民の安全を疎かにする国もありますが、ベルツたちは市民第一です。彼らの国は既に比較的魔術式が立てられるようになっているので、余裕があるのかもしれません。

 ベルツは「対精刻獣魔術第二部隊」所属ですが、彼らは、精刻獣が今いるところの近くに遠征して駐屯するような感じで働いています。精刻獣は自然発生しますが、こういった組織がうまく機能している地域では、よほどスポーン地点の運が悪くなければ突然市街地に現れたりはしません。なので、街中で話が進む作中では全く出てこないんですね。

 ちなみにこの世界は南に行くほど平和でなく、回想シーンに出てくるアトラスの地元は南東にあるのでその例に漏れず、貧富の格差が非常に大きく前時代的です。南西は比較的軍事力があるので戦争がだらだらと続いています。
 どっちもどっちですが、精刻獣対策においては武力に貪欲な南西の方が先進しています。南東では精刻獣に対抗できるとされる魔術師は一応いるにはいるんですが、レベルが低く、人数が少ないので到着も遅いです。

「魔女」は、全世界を飛び回り、精刻獣を魔術師たちから横取りするので煙たがられています。彼女の強さの秘密の話は、するとすれば完結後にしましょう。



 あまり内容が多くはなかったんですが、図とか箇条書きを使わなかったので前回前々回よりもぎっしりした感じになってしまいましたね。
 作品はそろそろ完結しますが、元々全て書いた上で掲載し始めた話なので、連載を追っていたとしても特にライブ感はなかったかな。いつでもどうぞということです。ラストまで読んだら、ぜひ遠慮なくご感想などいただけたらと思います。自発的に感想を書きたくなるような……ラストに……できていると思います!

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