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「魔術サンプル0︀0︀0︀」発展用語解説2 魔術言語を読む

「魔術サンプル0︀0︀0︀」を読んでくださっている方、ありがとうございます。♡や★もありがとうございます。ハイペースな更新なので最新話を追うのは大変かもしれませんね。ゆっくりでいいので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

 今回は魔術言語の解説です。今回から"発展"用語解説の名に恥じない、ストーリーを読むにあたってほぼ役立たない話になります。面白くないかもしれません。

 作中でも言及されている魔術の原則として、「魔術式が命令しているのは魔力に対してであって、神や自然ではない」というのがあります。魔術式が文章の形なのは、魔力と呼ばれている存在にお願いを読んでもらうためということになります。
 お願いなんだからもっと優しい口調にしろよと思いますが、口調の差が出るほど柔軟な言語じゃないので、カッコイイ日本語訳として「〜せよ」みたいになっちゃってます。

 前回お話しした通り、魔術式は魔術標本を含むいくつかの魔術項で成り立っています。基本的に、一定の文型に従って並べるだけです。作中に出てきた長すぎず短すぎない魔術式を2つ読んでみましょう。
 ちなみになんですが、文型は結構適当に考えてあってメモも取っていなかったので、作中の前半と後半でルールが微妙に異なっている気がします。確認して直してから載せようかと思ってたんですが確認してないです。許してください。この解説を書いたことをきっかけに、気が向いたら見直していこうと思います。


〈幻惑により私の姿と力と音とを隠せ〉
=ワイツ・ロウ・セー・コーヌ・リ・ゾレイフ・リ・ミッ
 ┗ 標本 ┛ ┗ 私 ┛┗姿┛┗と┛┗ 力 ┛ ┗と┛┗音┛


〈内にて月が二度瞬けば衝破によりこの前方へ打撃し
=テラン・アルエ・カペラ・ソー・エイス・ムンローツ・ノク・マ・カルプ
 ┗月┛ ┗瞬く┛ ┗内┛ ┗2┛┗条件節┛┗  標本  ┛┗へ┛┗前┛

火炎によりこれを焼き尽くせ〉
=テー・インツ・ウル・ニミカ
┗順接┛┗ 標本 ┛ ┗これ┛


 これが分かっていれば余裕で全部解読できると思います。
 また、13話でこの二つ目の魔術式が出てきた時、アトラスが「魔力潮汐周期」という二度と出てこない言葉を使いました。「月が二度瞬けば」の部分ですね。
 実は、月の満ち欠けに応じて魔力全体が満ち引きしているような現象が確認されていて、それが立式魔術の中で時間を指定する鍵の一つになります。「秒」などという概念は魔力言語には存在しないので、こういった基準からどうにかやるんですね。

 まあ魔術式の概念自体はそんなに難しくないんですが、魔術項を精刻獣からとってこないといけないということと、多分魔術言語の文字自体がけっこう複雑なんじゃないかなと思います。立式魔術に参入障壁があって、魔術式専攻はエリートである、といったようなことの演出のために、全く存在しない親しみにくい文字列で魔術言語を作ってみた次第です。しかし、架空言語が好きな方には全然物足りないでしょうね。

 また、紋章〈光〉「テラペネス」と魔術項〈照光により〉「テラペレツ」に見られるように、紋章と魔術項に共通する響きがあることが窺えますが、だからといってそれ以上でも以下でもありません。

 今回は以上です。一応で書いてるノートですが、どなたかの好奇心を満たせればいいなと思います。
 本編ももう早いペースで、三分の一くらい進んだんでしょうかね。最後までぜひよろしくお願いします。この用語解説は続かないかもしれませんが、また気が向いたらやります。

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