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【作品紹介】青によしさん作『死にたがりの青年と芍薬の約束』/クリスマスマーケットの食べ物

カクヨムコン11開催期間が折り返し点を迎え、ようやく初めての長編応募作品のご紹介、かつ2025年最後の応援記事を『迷える子羊の読書録』で公開しました。

今回は、青によしさんの和風恋愛ファンタジー『死にたがりの青年と芍薬の約束』を取り上げました。

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/822139837957123903

紹介記事URL:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/822139842080365924

私のレビュー:
https://kakuyomu.jp/works/822139837957123903/reviews/822139841979862840

【粗筋】
西洋の文化が流入する明治時代、名家の令嬢・藤里紀生(とうり・きお)は、7年前の10歳の時に双子の弟を亡くし、弟を蘇らせるために禁術「反魂の秘術」に手を出した。彼女はある日、弟の魂が入るのにぴったりな器となりそうな正体不明の青年・朔の死体を見つけたと思いきや、なんと彼はまだ生きていた。彼は芍薬の花をもう一度見せてもらったら、死んでもよいと言う。それから芍薬の花の季節まで紀生と朔は共に過ごしたが、紀生は徐々に朔に情が移っていき、彼の命を奪ってまで弟を蘇らせてよいのか、難しい選択に迫られ、苦悩する。

*****

読み進めるたびに、朔の命か弟の紀一郎の蘇りを取るか、紀生の葛藤を目の当たりにし、胸が締め付けられます。

「反魂の秘術」を失敗したら、どうなるか。それを利用する輩も登場します。その事実も紀生の葛藤に拍車をかけます。本作は恋愛ジャンルですが、ちょっとダークな和風ファンタジーが好きな方にも刺さると思います。

本記事を執筆した2025年12月28日時点では、朔の正体や紀一郎が死んだ理由など、徐々に伏線が明らかになってきて佳境に入っています。紀生の選択がどうなるのか、朔と紀一郎の運命がどんな着地点になるのか、結末がとても気になります。最新話はまだ15話ですので、今からでも十分追えます。ぜひご覧ください。


これまで『迷える子羊の読書録』でご紹介してきたカクヨムコン11【短編】応募作品は、こちらの2作です:

風雅ありすさん作『ザベルの杏~アルメニア悲劇の女王~』
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/822139840393758467

紹介記事URL:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/822139841401944989

みかみさん作『嘘つき姫と僧の罪』
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/822139840563331416

紹介記事:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/822139841692153599


今回も他のユーザーさんのカクヨムコン11応援記事も紹介しています。

水無月 氷泉さん作『隔週カクヨム~読みたい作品が見つかる~』【臨時号第一弾】カクヨムコン11参加作品(2025/12/24)
https://kakuyomu.jp/works/16816927863355398339/episodes/822139841521672113

水無月さんの近況ノート 隔週カクヨム1230号「カクヨムコン11応援企画第三弾」掲載小説募集(2025/12/20)
https://kakuyomu.jp/users/undinesylph/news/822139841639331573

水無月 氷泉さん作『あれこれ思いつくままに』
「029:カクヨムコン11新作続々第三弾と拙作短編」(2025/12/11)
https://kakuyomu.jp/works/16818792438588972752/episodes/822139840741689543

風雅ありすさんの自主企画「【カクコン11】応援企画★あなたの作品を感想と共に紹介させてください♪」(2025/12/22~31)
https://kakuyomu.jp/user_events/822139841869990292

風雅ありすさん作『《7000PV越感謝》【自主企画用】カクヨム作品読書感想文📖🖋』「『 スレイブゲーム』(著:いぬねこ)」【中辛】(2025/12/28)
https://kakuyomu.jp/works/16818093078825400558/episodes/822139841961821652

☆彡☆彡☆彡

クリスマスが過ぎてしまって今更感がありますが、前回の近況ノートのクリスマスマーケットの話&写真が好評だったので、今回はドイツのクリスマスマーケットの食べ物の写真をアップします。

左上の写真は、Poffertjes。オランダのお菓子だそうですので、北ドイツのクリスマスマーケットでしかないかもしれません。ミュンヘンやウィーンのクリスマスマーケットでは見かけませんでした。ドイツでは「ポファートイェス」みたいな感じで発音しますが、Wikipediaでは「ポッフェルチェ」となっています。

たこ焼きが潰れた形みたいな型で1個ずつ焼き、熱々のPoffertjesに粉砂糖とバターをかけていただきます。写真の時は、希望があれば蒸留酒(ラム酒?)をかけてもらえました。瓶を見せてもらったんですが、酔っぱらってたので、何のお酒かよく見てませんでした。値段は忘れましたが、4ユーロ弱だったかな?

「ポッフェルチェ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7

左下は、Kartoffelpuffer(カルトッフェルプファー)。じゃがいもをすりおろして卵と小麦粉少しをつなぎとして入れ、塩コショウで味付けます。すりおろした玉ねぎを入れることもあります。クリスマスマーケットでは、油で揚げてましたが、家庭ではフライパンで焼くのが一般的だと思います。出来上がったKartoffelpufferは、大抵すりおろしりんごを甘く煮たApfelmus(アプフェルムス)を添えていただきます。

「ポテトパンケーキ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%86%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD

右上の写真は、0.5mの長さの焼きソーセージを半分に折ってパンに挟んだものです。カレー粉がかかっていますが、屋台で渡された時には何もかかっていません。好みでケチャップや辛子をつけて食べます。今年は6.50ユーロか7ユーロぐらいしていたと思うので、食べていません。

右真ん中の写真はソーセージを焼いているところです。そのすぐ下は、そのソーセージ。ジビエソーセージ(豚肉も入っているはず)で4.50ユーロでした。

そのすぐ左側(Kartoffelpufferの右側)は、Currywurst(カレーソーセージ)。ソーセージはスライスしてあり、カレーケチャップソースとカレー粉をかけていただきます。左側の白いものはパンです。これも4.50ユーロでした。この時のカレーケチャップには、1の甘口から8の超激辛まであり、旦那は8を選んで数時間後、トイレで大変なことが起きました(失礼)。

「カリーヴルスト」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88

クリスマスマーケットのカレーソーセージは、焼いてありますが、茹でて食べるのも可能です。大抵、ビニールのフィルムで覆われているので、調理する前に剥きます。

ソーセージ自体にカレー粉が入っているのかどうかは分かりませんが、フォルクスワーゲンのカレーソーセージ(社食で提供されていて一般にも販売されている)のフィルムを剥くと、カレー色に染まっています。フォルクスワーゲンのカレーソーセージには、オリジナルのカレーケチャップもあってこれも一般にも販売されています。カレーケチャップは、カレー味がちょっぴりしてすごく甘いです。

10件のコメント

  •  やあ、田鶴さん。どれもこれも美味しそうですね!
     Poffertjesが特に興味あります。洋の東西を問わず、たこ焼きとか大判焼きとかたい焼きとか、鉄板を使って粉を焼く料理ってあるんですね。
     巨大ソーセージも美味しそうです。だけど半分でいいかな。。
  • 小田島匠様
    コメントありがとうございます。
    粉ものは洋の東西を問わず、好かれてますよね。
    巨大ソーセージはお値段もそれなりにするので、普通のソーセージで十分です。普通のソーセージは15センチぐらいの長さなので、容易に完食できると思います。
  • 写真、ご馳走様です。50cmソーセージとかハンパ無し!
    激辛で胃を壊した経験のある私としては、旦那様にはご愁傷様でしたとしか思えません。
  • naimed様
    コメントありがとうございます。
    激辛で胃を壊された経験がおありなのですね。回復されているとは思いますが、大変でしたね。
    旦那は自業自得でしたが、トイレで失敗をした後はケロッとしていました。体が激辛のものを早く排出させたくてそういう反応(どういう反応かというのはここでは控えます……笑)をしたのだと思います。胃腸の拒否反応でしょうね。
  • こんにちは。
    どれも美味しそうで全部食べたい!
    あの銅板でたこ焼き焼けないか?なんて考えてませんからね?そんなわけないじゃないですか!そもそもあんな浅めのくぼみでたこ焼きなんて⋯⋯ねえ?
  • どれもドイツらしい食べ物ですね。でも、ちょっと日本的なところもあるのが素敵です。巨大ソーセージは、いかにもドイツって感じですね。ドイツでソーセージを見ないお祭りのマーケットはないだろうなと思っていますが、日本で言えば、粉もんのない祭りみたいな感じで。

    珍しい食べ物をご紹介いただきありがとうございます。
  • かごのぼっち様
    コメントありがとうございます。
    どれもおいしいですが、たくさん食べると懐が寒くなってメタボまっしぐらになってしまうのが玉に瑕です。

    家庭用たこ焼き器と同じようなポファートイエス焼き器が売っているので、私も同じ事を考えて実際にやったことがあります。できないことはないですが、具をあまり入れられないし、丸くなりませんでした。

    こんな機械です(某密林の回し者ではないです):
    https://www.amazon.de/Bestron-Poffertjes-Pfannkuchen-Automat-Antihaftbeschichtung/dp/B095Z38CJD/
  • ふみや57様
    コメントありがとうございます。
    日本的な面もありますかね?
    ソーセージとじゃがいもはドイツの食卓には欠かせません。昔は焼きソーセージの軽食屋が街中に結構あったようですが、ドネルケバブにほとんど一掃されてしまいました。でも駅やお祭りでは焼きソーセージ屋は健在です。
  •  田鶴さん。ページに飛んできてみたら、本当にカクコン11には参加されていないのですね。。だけど、短編を書かれるとのこと。そしたらすぐに飛んできます! 執筆頑張ってください!
  • 小田島匠様
    あたたかいお言葉、ありがとうございます。
    頑張ります!
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