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『DDD 2』
やっぱりマトさんの戦闘シーンは見ていてワクワクする。人間の性能を最大限まで引き出す、まさに達人に相応しい戦い方は華がある。
この巻はSvSの話も面白かったけど、出てくるたびに注目を奪ったのは日守秋星。常時テンションがハイだったり、喋りや行動でハチャメチャやってくれるのが、まじで最高。流石、トップスピードの男。
今回面白いと思った設定は、話の構成である。この二巻から、主人公の最初の悪魔祓いが語られたのだが、まったく話がこんがらがることはなかった。くわえて二巻の内容もちょくちょく時系列が飛んだりしているが、気にはならない。おそらく、一巻よりもミステリー要素があまりないから?
一番感動したのは、SvSの終盤。シンカーが思い出すある夏の日の出来事。
鬼滅の刃でもあったが、ああいう自分の過去を振り返っているのに、どこか他人事のように語られるのに、なぜだが心が揺さぶられてしまう。