凛々レ縷々

怖いというよりは雰囲気 ホラーというよりは怪談 のような話です。 一話完結です

深い森の中、気づけば道を外れていた。 木々が鬱蒼と並び立ち、光は地を照らさず、ただ湿り気と暗さだけがまとわりつく。 頼れるのは、手にした小さな道具ひとつ。 だが、進めば進むほど「…

これは、亡くなった老猫のエッセイ、あるいは日記？　あなたと私の記憶を留めるために、始めた書いた日記です。言葉を持たない完璧なあなたのために、不完全な言葉で書いた詩的（死的）日記で…

世界は四角形である。そう信じる主人公は、毎日、辺を数え、角度を測り、対角線を引いては延長線上の無限を思索する。 外部の存在を必要としない彼の生活は、定理と証明の連続で成り立ってい…

2025年9月末、実際に起きた、作者と犯人の三日間に及ぶ戦いの記録。 密室での完全犯罪にも思えた犯行は、なぜ可能だったのか？ 容疑者が最後は死亡する実話に震えてください。:(…

昭和のミステリー的な与太話。

たまに自分がわからなくなる。いやたまにではない。もうここずっと最近だ。人の目を気にして生きている私は、どこかカメレオンみたいだ。

陳腐な理由で親友と疎遠になった。いまでも私のポケットにはイヤホンが片方だけ眠り続けている。 / 私は親友にひどい仕打ちをしたのかもしれない。残されたイヤホンに向かってそう問うてみ…

​19世紀末、ガス灯に照らされたロンドン。そこは、言葉を武器に富と名声、そして破滅すらも取引される街だった。表の顔は博識な紳士、裏の顔は世論を自在に操る“風評屋”アーチボルド・グ…

いつも通りの帰宅。いつも通りの風景。 いつも通り……？

横川美愛は親友の西野由芽と今日も宅飲みをするため、自分のマンションへと一緒に歩いている。 週末の仕事が終わると、大体いつも二人でこうして飲むのだ。 秋の夜道を買い物袋をぶら下げ歩…

熱き日々へ、さようなら。 寂しげな季節を迎え 温もりさえ信じていれば 一人で歩ける道 そこに行けば必ず あなたが居ることを知っているから。

支配と被支配。 皆さんは人を試すようなことをしないようにしましょう！ 第2回山羊座賞に応募したくて書きました！第1回は参加が叶わず、このたび初参加です。 お題：「テスト」

延宝九年二月二十八日 切手 中西十郎兵衛如光。 七ッ胴落。 その刀には、確かにそのように刻されている。

亡くなった恋人のことをいつまでも忘れられないスパイは、それが無意味な行為と知りながら、今日も彼女の眠る墓石にやさしく語りかけていた。 どうしようもない嘘つき男の辿る末路とはーー。

小学六年生の女子、夏子と菜々美の物語。 880文字のショートストーリーです。

異種族が混在する世界線の日本のとある街の普通の女子高生の勇魔さん。しかし、実はそんな彼女には絶大な隠し事が!?その隠し事を隠すべく、今日も勇魔さんは平凡を装うのだ！

現代、どの企業も生き残りに必死だ。中小レベルともなると、それも熾烈となり、話題になるか、記事にして貰えるかが一大事となってくる。

私は自分の寝顔が嫌いだ。

よそ様に寄稿した作品です。

（冒頭） 『エルフェンリート』と『新世界より』は、一見すると異なるジャンルに属する作品である。前者は血と暴力を鮮烈に描いた残酷劇であり、後者は静かで知的なユートピア崩壊の物語であ…

霧深い小さな町――赤い橋、霧見橋の下で、町の名士・佐伯庄三が冷たい川の中で発見されたことをきっかけに、不可解な事件が動き出す。図書館勤務の山岸遥は、偶然にもその現場に足を運び、事…

　今回も某先生に触発され、短編を書いてみました。 　実は、今回は「彼女に捧げる鎮魂歌」の外伝を書こうと思っていました。 　ただ諸事情により、今はやめておこうという事になり、こ…

面点匠人、とは『麺と点心料理の名人』くらいの意味。本作品は完全なフィクションであり、挙げている参考文献は実在しますが内容は出鱈目です。

人を狂わせ、死に追いやる「16.5Hzの殺人音響」。 その暴走を止められるのは、かつて師弟が語り合った 0.0001Hzの“神の領域” だった。 科学と絆が交錯する時、『響』は…

小六女子の二人、夏子と菜々美のショートストーリー

みつめてみて

闇落ちしそうなあなたへ 馬鹿馬鹿しい話でも聞いて、元気になっていきませんか？ ※他サイトさんにも掲載しています

幕末を舞台にした時代劇です。人斬りと新選組のチャンバラです。

どうしようもなくて、怖い未来。数歩先は真っ暗闇。それでも時間は進んで、年老いてく。じゃあ、どうする？ 自分らしく、美しく、わからなくても前に進める一歩を応援する歌詞です。

某出版社の編集者がアドバイスする出版化へのアドバイス

今の日本に必要なのは革命だと信じる若者たちは、国会議事堂を占拠するために、計画を企てるのだが･･･。

　四丸博康さま主催。自主企画「集え！ レビューの書き方」のために書き下ろしました。 　なにかのお役に立てれば。

幸せは私を不幸にします。 幸せを感じると、無性に死を覚えてしまうからです。 もうこれ以上求めるものがない、必要ない、生きている意味がないと、今にも崩れそうな崖の鼻っ柱に立たされて…

140字のある投稿について。

これはカクヨムコンテスト11という沼に落ちた――最強の戦士たちへ送る必勝法

巷にはこんな創作論が溢れています。 「こうこうこうすれば君も小説家になれるよ」 果たして本当にそうなのでしょうか。 そんなの片っ端から試したけど全然小説家になれないんだが？ それ…