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ボビンの種類(木材・形) 持っている在庫で

もう夕方ですね……。

やっとパープルハートのボビンが出るところまで行きましたし、けっこうレースの数も出てきたので、用語解説も兼ねて。

(オタク要素満載です! 普通引きます!!)


まず、現実世界の実名なのは

●ボビンレース
●ニードルポイントレース
●タティングレース
●フィレレース
●クンストレース

以上で、ボビンレースの種類の名前はでっち上げです。
(いや、具体的な名前を出したら、ヨーロッパのどの国や地域のイメージか固まってしまうので。実際、不定です。あちこち逸話があると桜姫が好きに向かいます)

作中の【レースメーカー】という言葉ですが、実在します。ボビンレースとニードルポイントレースを作成する職人です。
何故か、この2つだけレースメーカーと呼ばれます。

タティングレースを結う人はタッターです。
シャトルについては、申し訳ないですが、メーカーもの(日本のプラスチック製やトルコのメーカーのもの)しか持っていないです。著作権によりお写真ないです。
木彫りのシャトルは、頑張れば海外の職人さんから買えますが……著作権はその職人さん保有なので、これも載りません。

他のレースについては、私が知るもので、なおかつ一度に国や地域が決まらないものということで色々探しましたが……。
シェットランドレースなども好きなのですが、はっきり言って【シェットランド】が地名です。ググってくだされば分かります。まさか、地名を架空のものに書き換えて、そこでレースの解説をしても、皆さんついてきてくださらないと、割愛。

フィレレースにつきましては、日本には某手芸コースの教本なら一冊あるようです。他は探しましたが見つからず。
Filetの単語で海外サイトにヒットし、複数、著作権切れ(出版後100年以上経過したもの)が手に入りましたが、はっきり言って近況ノートに写真が一枚しか載らないので、ボビンの写真優先で見送ります。

クンストレースについては、日本の書籍では先の某手芸コースの教本と、絶版書が2冊確認できました。
クンストリッケンとも呼ばれるドイツのレースです。
絶版本も100年経っていなくて著作権あるので、掲載なしです。
5本棒針と作中でありますが、長さが長くなると4本棒針になります。無論、その本数で編まなくてはいけないものではなく、SNSで、4本棒針を2セット、つまり8本で大きなものを編む兵がいました。
輪針では、円周の大きさでは見えなくなってしまうので、見えるのが良い方は、棒針を駆使なさったほうがいいと思います。
海外の著作権切れ書籍は、海外サイトにて探しましたがヒットしませんでした。

余計な知識が載っている本記事です。
以後、ボビンの知識。

私が最初に買ったのは、チェコのブナの木のボビンでしたが、これは音がほぼしなくて面白くないので割愛します。(私的に、木の彫りや仕上げが粗く、太くて丈夫な糸用だと思われます。チェコの手芸を扱うそのサイトにも、細くて50/2のリネン糸まででしかも表記が違うので、チェコではあまり細い糸は使わない? と思っています。あくまで推測です。仕上げとかしっかり磨かないと、細い糸は切れます) その後プラムの木のボビンも買いましたが、仕上げは良いですが音はしないですし、糸を巻く部分の広さからしても太い糸用と推測しました。

次は、フリマサイトにて中古のボビンを買いました。
正直、その時は知識がなくて、かなり勿体ないことをしましたが、極細の糸がついたままだったのです。本当に細くて、かなり熟練したかたの持ち物だったと推測できました。(ボビンレース関連がずらっと出品されていて、ボビンも26本程度を目安に分けて売られていました。最後の在庫を私が買って、来たのがそのボビンです。正直、あの売り方は形見分けでは? と思いました)
後に知識がついてホ二トン式ボビンと判明します。ただこれ、細い糸には向いていると思いましたが、私の主観では掴みにくいです。これなら、後述の英国式ボビンでビーズをつけずに使った方が私には合っていると思いました。以後、宝物として保有。

次に、フランス式とも呼ばれるル・ピュイ式ボビン、材木はガタンプです。
正直に言って、自分が織りたいボビンレースに近い形のボビンを買った方がいいと、この時思いました。私に合うボビンの最初です。
当時は材木の知識もなくて、ただ好きなボビンレースの先生が販売しているからと買いましたが……。
ちなみに私が憧れたのは、まずはブルージュフラワーレースです。某絶版本(外国語にまで訳されて広がっている日本の本)の表紙で一目惚れです。ただ、これが難しく、暫くこちらの先生のテープレースの一種であるカントゥーレースの動画キットや、同じ先生のトーションレースの動画キットにて練習していましたが、本当に練習と言っては失礼なほど濃くて楽しい時間です(時間が溶ける)。
ちなみにこの先生のキットは未攻略がまだまだ多いですし、この先生は、後に書籍を出されて、そちらも本家フランスをはじめあちこちに訳されて出版されているそうです。(フランスを本家としたのは、こちらの先生がフランスで学ばれて帰っていらしたからです。フランスの通信講座なども教えてくださいましたが、はっきり言って英語も聞き取れないのに未学のフランス語は無理なので見ていません)

そして、音の知識が付いた後で、英国式アマネロのボビン。
これが手に入ったのは幸運です。
作中にも書きました、絶滅危惧種は本当です。ワシントン条約に入る一歩手前だそうで、それ以降調べていませんが、もしかしたら既に入っているかもしれません。
当時、ボビンレースの大手通販サイトで入手しましたが、当時既にそのサイトは謎のカート不具合で営業がややこしく、コロナ禍のときに国際情勢で値上りするので在庫問い合わせてくださいというメールマガジンが届きましたが、今現在、謎の休業中です。
当時はサイバー攻撃は目立っていない時期でしたが、けっこう他国を渡る職種なため、もしかしたら……と思います。(不安です……)
早くカート再開してくれと思いますが……そちらのボビンレースの日本語訳本、そちらにしかないんです!!
ボビンは諦めますので、本売ってください!!
ちなみに音も良く、この英国式ボビンは、前述のホ二トン式よりも私は掴みやすいと思いました。(あくまで個人の感想です)
ビーズをつける穴がありますが、つけるとタリーが織れないので、タリーを織る場合はビーズを付けない方がいいと思います。つけると綺麗でモチベが上がります!
細いので場所を取らず、細い糸で多くのボビンを使う時に、省スペースで良いと思います。

次は、スネークウッドのバイユー式ボビンですね。
実は、雪鈴の【クンレア式】のモデルにしました。個人的に好きだからの一言です。
余っているからと、新品なのに安く売ってもらえましたが(半端ボビンが、ベルギーの工房でも時々売り切りで安く出るそうです。理由は、はい。数がないと売れないので)、音が良いです。
音が良いけど在庫限りです。

最後、パープルハートのバイユー式ボビンです。
海外サイトでこれを見た時に染色かと思いましたが、染色ではないです。
どういう仕組みかは、これ以上記事が長くなると個人的事情ですが疲れるのと、私が見たネット記事の信頼性が保証できないので、皆さんでググってください。
ネット記事については、前に記述した関税に関する間違い記事を信じていた時期もあり、はっきり言って分かりません。なので、紫色の詳細については作中で書いていません。
最初に買う時、まあ、関税記事の間違いを信じて、買える金額決めて予算上限でセルラー様にお願いしましたが、当時の在庫がその数無くて、ベルギーに発注して彫ってもらうとのお返事でした。
ル・ピュイ式ボビンのところで書いたフランスのボビンを扱っている先生も、工房はベルギーにあると仰っていましたし、世界的にもベルギーは有名です。(ブルージュフラワーレースの話に戻るようですが、ベルギーのブルージュとか、今でもお土産屋さんはレースが沢山あるそうです)
無事届いたボビンの音はいいですし、色も好みですし、こちらのセルラー様はイギリスのかたで、英国式ボビンに始まって定番のバンシュやホ二トン式もありましたが、バイユー式が好きで選びました。

……要するに、好みです!!

なお、イペ材(クルミの木)もボビンとしては定番ですが、所持しておりません。パープルハートよりも高いです。その更に上が黒檀です。

ボビンレース始められる方に言える私の経験談は、気になるの少しずつでも買って実物を見てください!! でしょうか。
まあ、私も、動画がないと織れない素人ですので。

では、後で、ボビンの写真をスマホから上げます。

長文、お読みいただきありがとうございます(^▽^)/


……補足。
糸を巻ければ何でもボビンになるというのも本当らしいです。骨のボビンは本で見ました(史実らしいです)。本は現在も刊行されている、著作権ありありな本です。
ネット動画でも、何でもボビンにしてしまおうというものが存在しました。面白かったです。

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