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【更新】第三章1-2 セクハラと昏倒(誤解を招きそうなタイトルだ)

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 1.忍び寄る魔の手-2

 更新しました。

 前回、遠慮するメイシアを説得するのに1話使い、やっとシャオリエの店を出ました。
(以下、少しネタバレを含むため、スペースを空けます)










 タクシーの中のシーン、ここは何度書き直したでしょうか……。
 確か、初稿では運転手を油断させるために、ルイフォンがやたらと、メイシアにベタベタしていました。そして運転手が「いい、ご身分だな!」と舌打ちする――というくだりがありました。

 その原稿を読んで、友人が怒りました。
友「……ルイフォンが気色悪い! ただのセクハラ親父じゃないか!
  主役は、あくまでも格好良く。正々堂々と! 試しに見本を書いてやる!」

 そう言って、出来上がった原稿が……。

私「……なんで、ルイフォンがメイシアの首に息を吹きかけているわけ……?」
友「メイシアの反応が可愛いから」
私「……(よく分からない……。
  油断している相手の首に息を吹きかけることの、どこが正々堂々としているんだろう?)」

 その後、いろいろ改稿しまくった挙句、今の形になりました。
 結論として、「首に息」は残しました。私なら絶対に考えないであろう発想が、斬新に思えたんですよね。他人の意見は面白いです。(でも、「首に息」って賛否両論ありそうだなぁ)

 他にも初稿では、ルイフォンがナイフの「柄」で、運転手のこめかみを殴っていました(素手より威力が高いから)。そのあと、気を失った運転手の替わりに、ルイフォンがブレーキを掛けて車を止めました。
 しかし、ナイフを使うなら「刺す」ほうが自然だと指摘を受けました。確かにその通りですよね。けれど、作品に残虐性を出したくなかったのです。
 その結果、ナイフなしで「殴る」。逃げることだけを第一にした行動にしました。

 殴るだけでも、場所さえあっていれば人間は昏倒するらしいのです。
 その描写の勉強をするために動画を見ました。「こめかみを殴られて倒れる」という映像が山ほど集められて編集されているやつを……。

 題して『描写修行 ~昏倒動画100本ノック! ~』
(こういうタイトルの動画があるわけではありません)

 私のほうがノックアウト……。
 気持ち悪い……ぱたんきゅー。

 見ているだけでクラクラしてきて、動画の途中で止めました。

 本当に、コロッと倒れてしまうんですね。嘘かと思うくらいに(あの動画の中には演技もあったんじゃないかなぁ?)。

 そんなわけで、運転手はあっさりと倒されました。(あれを詳細に書くのは無理)
 残酷なシーンは書きたくないので、死体はあがりません。たぶん、怪我で済んだはず。たぶん。

 次回、新キャラクター、タオロンへ……続く?

5件のコメント

  • 今週も面白かったです。自分もそうですが、毎週連載って感じはやはり読んでいて楽しいですね。
    今回はルイフォンの鈴の表現と、メイシアの心構えを鳥に例えた表現がとてもしっくり来ていました。ルイフォンの鈴の表現は冒頭から印象的で、とても効果的に思えました。
    それにしてもノートを読む限りずいぶんと書き直しをされるのですね。素直に尊敬です。でもこうして読みやすい流れのいい物語になっているところからして、確実にやった甲斐はあったのですね。
    やっぱり日々修行ですね。
    来週も楽しみにしています。
  • 関川さん
     どうもありがとうございます。
     面白かったですか? 良かったです!
     ルイフォンの「鈴」や、メイシアの「小鳥」は、癖のようになっています。ただ、メイシアがだんだん逞しくなってきたので、いつまで「小鳥」と言えるのか……。

     毎週連載、いいですよね。ややこしい話なので、あまり間を空けて投稿すると前回の話を忘れられてしまうので、これでちょうどいい感じかな、と思います。(その代わり、次の章までの間が、すごーーーーーく長いですが。だから、章の間にあらすじがあるのです)

     書き直しは多いです。「初稿なんて、原型を留めていないくらい書き直すんですよ」と言えば格好いいですが、要するに初稿は書きたいことを書きたいだけ書き込んで、そのあと削っているだけなんじゃないかな、と。
     そして、こまごまと書き換えるため、誤字脱字が多いんですよね。
    「〇〇と思う」→「○○のように思う」と書き換えるときに「○○のようにと思う」なんてしてしまいます。第三章の公開を始めて、既に二件、この手の指摘を受けています。推敲に数ヶ月かけたはずなんだけどなぁ……。だから、この手のミスが多いのかもしれませんが。
     ……気をつけます。見つけたら遠慮なく指摘してください。

     他の人はどんなふうに執筆しているんだろう、と気になります。特に関川さんの頭の中を見てみたいです。一見、関係なさそうなところが、しっかり繋がっているんですよね。人物の配置が絶妙なんです。あとから考えると、余計な人物はひとりも登場していない。登場時には大して重要人物にも見えないのに。何回も書き直しているのか、プロットをしっかり練り上げているのか……。
  • こんにちは!
    月野瀬さんとやり取りをしていて、自分の創作法をちょっと整理してみたくなり、自分のノートに書いてみました。よかったらご覧ください。
    ちなみにプロットはいい加減に作り、とにかく書き直す派でした。
    ではまた!
  • 月ノ瀬 静流さま

    はじめまして
    この度は拙作をお読みいただいたうえにレビューまでいただき、本当にありがとうございます!励みになります!
    美しいレビュー文に恥じないお話を書けるよう、がんばります。

    あまり知識(と教養)のないまま色々書いており、最近今更ながら自作を見直し、色々迷っていたところでしたので、とっても嬉しかったです。

    こちらのノートを拝見いたしまして、創作に対する真摯な姿勢や丁寧な作品作りに感動してしまいました。感動して我が身を振り返った時、なんといいますか、穴があったら入り込んでそのままブラジルまで掘り進めたい気分になりました……。

    あらためまして、どうもありがとうございました!
  • こんにちは。
    賢者の手に素晴らしいコメントをいただきありがとうございました。
    なんだかこちらの方が泣かされそうになりました。私も物語に引っ張られるようにエンディングまで突き進んでいたので、月ノ瀬さんの感想を読んで「ああ、そういうことだったのか」と改めて思った次第です。
    本当に物語を深く読んでいただき、素晴らしい言葉の数々をいただき、ありがとうございます。
    ちょっと泣きそうなのでこの辺で…
    ではまた!
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