早坂知桜さま
『白紙の続き』へのレビュー、ありがとうございます。
「時間の堆積した匂い」という表現を拾い上げていただけたこと、とても嬉しく思います。古書修復という営みの中にある、静かで地道な時間の流れを、どうすれば言葉にできるだろうかと考えながら書いていました。
「驚きや謎として強調されず、ただ『そこにあるもの』として受け止められていく距離感」——まさにそこを大切にしたかったので、こうして言葉にしていただけると、書いてよかったと心から思えます。
不思議なものを不思議なままに、けれど確かにそばにあるものとして。そんな物語を届けられたなら幸いです。
改めて、丁寧に読んでくださりありがとうございました。
