「カクヨムお題チャレンジ(KOC)2026秋」第1回のお題「機械」に、『あたたかい槍〈KOC2026秋版〉』で参加します。
機械が人間の創造性を越えたら、世界は寂しくなるのでしょうか。
私はむしろ、どれほど素晴らしい物語や音楽が生まれるのだろうと、期待しています。
この作品でも、AIがもたらした豊かさは、確かなものとして描きました。
その一方で、人類はまだ、争いを戦争で解決しようとする習慣を手放していない。そんな未来の国境で、六百十三人が取り残されます。
次の攻撃まで、四十二分。
人間と機械は、その時間に何をするのか。
気の利いた執事。祖国に忠実な戦闘機械。かつて自分が認めた仕組みと向き合う女性。そして、母を失った少女。
緊張の中に笑いがあり、便利さの向こうに切なさがある。まずは一つの救出劇として、最後まで楽しんでいただける作品を目指しました。
もともとの原稿は一万字を超えたため、企画に合わせて再構成しています。
ただし、あらすじにしたのではありません。登場人物のやり取りも、迫る危険も、読み終えたあとの余韻も残したいと思い、文章の運びを組み直しました。
同じ物語の〈オリジナル版〉も公開しています。こちらは世界や人物と過ごす時間を長めに残した版です。どちらから読んでも、その一作で完結します。
※オリジナル版から本作を作成するにあたって、作者の構想をもとにAIによる本文生成を用い、対話と推敲を重ねて1万文字以下に改訂した〈KOC2026秋版〉を仕上げました。
お題の「機械」から始まった物語が、読んでくださる方の心に届いたら嬉しいです。
ミオたちと、白橋の夜をご一緒ください。