ジョン久作

「担当（推しホスト）にのめり込んでいる女性が、脳に埋め込まれたカラテチップによって超人的な力を手に入れ（てしまい）、大企業が仕向ける暗殺ロボ（タロットカードになぞらえたカンフーチッ…続きを読む

キャッチコピーに『自律AI』『Vtuber』『アイドル』と今どきのワードが並んでいると明るくハッピーな内容を連想するかもしれないけれど、実際読者がまずはじめにガッチリキャッチされる…続きを読む

冒頭、勇者パーティーから追放されるシーンからスタートするものの、まずその会話のやり取りや地の文からして文章力が非常にハイレベル、かつ、骨太な筆致で、「これは（カクヨムの中においては…続きを読む

冒頭から読ませる語り口が心地よい。主人公の性質も自然な流れで明かされ、早い段階で怪異が描かれるテンポの良さもあって、どんどん物語に引き込まれる。 丁寧な地の文はとても読みやすく、登…続きを読む

昭和の時事ネタを織り交ぜつつ、どこか懐かしみのある語り口は読みやすく本格的。見事なルポ風の文章を読んでいくと、「これは本当にあった話なのか、作者のフィクションなのか、もしかして怪談…続きを読む

未来人のドナーになるためにタイムスリップした17歳の青年。 未来の病院で目を覚まし、院長から丁寧な説明を受ける。 施設の環境は良く、医師をはじめとしたスタッフたちも親切……。 子供…続きを読む

主となるファンタジーの舞台・登場人物は、それだけで創作として充分通用するガッシリ感がある。 そこに和製ホラーの要素をブチ込むとなると、どこか無理矢理な違和感を覚えそうなものだが、本…続きを読む

じゃんけんに負けると頭が爆発する。 確かにこのムチャクチャな事象は作品のキモであり、読み手を興奮させる要素のひとつだ。単なるトーナメント・バトル小説ではないことがわかる。 だが『…続きを読む