本日をもって、拙作『アラサーTS魔法少女はダークヒーロー風味』を完結といたしました。
本当はすぐに別の物語を書き始めるつもりだったのですが、筆が動かず、せめてここで少し思いを綴ってみようと思います。いわゆる「あとがき」みたいなものですね。
魔法少女サヨナキドリの物語がここまで辿り着くまでに、およそ二年がかかりました。
もともとはなろうで試しに投稿してみた作品だったのですが、カクヨムにも投稿してみようと思い立ち、このサイトの使いやすさが気に入って、そのまま居ついてしまいました。
振り返ってみると、かなりの時間がかかりました。その間、何度もこの作品から逃げ出したくなったこともあります。
ずっと待ってくれていた読者の皆さんには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。それと同時に、心から感謝しています。皆さんの応援があったからこそ、書き続ける勇気を奮い立たせることができました。
自分がちゃんと一つの作品を「完結」させたのは、今回が初めてです。公開して、そして物語として最後までちゃんと書ききったものは、今のところこの一作のみ。
「――ああ、たぶん、ここが終わりなんだろうな」
そんな風に思いながら、完結の予約ボタンを押して保存したそのとき、ふと不安が押し寄せてきました。
本当に、この物語を終わらせてよかったのか?
語りたいことは全部語れたのか?
伏線はきちんと回収できただろうか?
まだ広げられる余地が残っていたんじゃないか?
読者の皆さんは、あまりにも唐突だと驚いてしまうんじゃないか――?
それでも。
不安がいくらあったとしても、最後まで書ききって、勇気を出して物語を締めくくることができたこと、本当に良かったと思っています。
サヨナキドリに寄り添ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
もし皆さんがいなかったら――きっと、私はとっくに挫けていたと思います。
さて、ここからは今後の予定について、お話ししようと思います。
この期間の試行錯誤を経て、執筆の方針を少し見直しました。
《TSモブ悪役令嬢(元TA勢)、剣一本でモンスターあふれる世界のシナリオを叩き斬る》
https://kakuyomu.jp/works/16818622170397657314優先的に進めていく予定です。おおよそ三章分、一冊ほどの区切りまでを目指して書いていきます。一章まるごと書き上げてから公開したいと考えているため、しばらくの間は更新をお休みさせていただきます。
《転生したらヤバい秘密結社の生体AIでした。奴隷扱いされるのが嫌で、同期と一緒に逃亡した》
https://kakuyomu.jp/works/16818093084210199421改めて向き合っていこうと思っています。まずは第五章を完成させることを目標に、その後は投稿のためのストックを少しずつ貯めていく予定です。
《あべこべ世界でVtuber探偵ごっこ》
https://kakuyomu.jp/works/16818622172660665530試験的に書いた作品ですが、こちらも一冊分ほどの区切りまでは書いてみたい気持ちがあります。
ひとまず、今後はこのような方針で進めていくつもりです。
サヨナキドリの旅路に付き合ってくださったすべての読者の皆さんに、改めて感謝を。
また次の更新、あるいは別の物語でお会いできる日を楽しみにしています。
では。