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胡蝶の小話:『Teloc』と書いて『テロス』と読む (本編幕間)

 本日公開した『幕間 始祖の双神』。これは古典神話にあたる、神々への賛歌を記した詩集『起源の賛歌』を現代語訳したものの一部抜粋です。原文はいつかまた近況ノートで公開したいと思っているので、気長にお待ちくださいませ m(_ _)m


 さて、この詩の最後には『終わり』に『Teloc』というルビがふってあるのに気付いたでしょうか。これは固有名詞としての意味も兼ねている単語なので、原文からそのまま持ってきたものをルビにしている、という訳です。そしてこれが指すのは、もちろん本編第四話で登場したテロスのことですね。
 しかしこれを見て、皆様は一つ違和感を覚えないでしょうか。なぜ『Teloc』を『テロク』と読まないのか、と。ついでに言えば、『テロス』という単語は実際にあり、そちらの綴りは『Telos』なのです。どうして、それをそのまま使わなかったのか。

 理由はちゃんとあります。
 それは、胡蝶の悪夢の世界での古典言語は、アルファベットの発音が我々の世界にある英語とは違うから、です。
 この古典言語では、cと書いた時、英語でいうsの発音をします。そして、sと書いた時はzの発音をするんです。だから、『テロス』という発音を表すためには『Teloc』と書かなければいけないのです。そして、同じ理由で『真実』の上に振られた『Ciy』というルビは、『シー』と発音します。
 ちなみに他にもちょこちょこ英語とは違っていて、『Lurg』は『ルーグ』、『Nokc』は『ノクス』、『Arkell』は『アルケル』と読むんですよ。他にも色々設定があるので、いつか公開したいですね……。


 さて、ここまで読んで下さりありがとうございます。裏設定までこだわっているので、それを見に来て下さるというのは本当にうれしいです……! ぜひまた見に来てくださいね!
 それでは、次の胡蝶の悪夢、ならびに胡蝶の小話の更新をぜひお楽しみに!

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