拙作に興味を持っていただきありがとうございます。久々に投稿してみましたが、やはり反応を貰えると嬉しいですね。
色々あって仕事を辞めまして。そのゴタゴタであったり、精神的に追い詰められていたりで、しばらく投稿が止まってしまいました。
書く事に飽きた訳ではないのです。
実際、遅筆ではありますが、どうにか文字は打ち続けていました。が、どうも頭がボンヤリするといいますか……。
まぁ、そんなことはどうでもいい話ですね。
以下は直近4作の後書きとなります。例によって若干のネタバレを含みますので、ご配慮される方は、先に該当作品をご一読いただくことをおすすめします
◻︎“ささげもの”について
前述の通りにメンタルが死んでいた経験を、どうにかネタにできないものかと考えて書いた一本です。
心療内科の先生って、なんであんな簡単に「まずは環境を変えてみては」とか言えるんでしょうかね?
そう簡単に仕事を辞められるなら苦労しないのに……みたいな。
私自身味覚が鈍くなっていた時期がありますが、それが本当にメンタル由来だったのかは定かではありません。
仮に神様が存在したとして、神棚にお供えした食べ物はその後どうなるのか?という問いに対する私の仮説が“味が無くなる”であり、その仮説がベースとなっています。
神様に捧げられてしまい、消費されてしまった語り手は、きっと味の無い身体になってしまったのだと思います。
◻︎“ひとづて”について
いわゆる自己責任系怪談の構造をメタ的に破壊できないか、という思いつきだけで書きました。
意味がわからなかったとしたら、それは私の力不足です、申し訳ありません。
アイデアは気に入ってるので、いつかどこかで使い回すかもしれないです。
◻︎“鶏が先か”について
私がカクヨムに投稿した最初の一本、“卵が先か”の続きを書きました。
全然頭が働かない中、それでも何か書きたかった私がひり出した、苦し紛れの一本です。
正直蛇足でしかないのですが、人は死後どうなるのか、幽霊という現象は如何にして発生するのか。そんな感じの考え事を文字にしたらこうなりました。
◻︎“複体”について
最初はもう少しちゃんと怪談していたのですが……。
屈折した友情、みたいなのは結構好きなんですけど、匙加減が難しいですね。
そこはかとなくBL的なアトモスフィアが漂う一本になってしまいましたが、その辺は意図したものではありませんでした。
友人がドッペルゲンガーなのか否か、という謎を残したまま話は終わりましたが、これについては主人公が話していたように、「偽者だったとしても、過ごした時間が長いのはお前の方だから。真贋なんてどうでもいいだろ」という事にしておきます。
あ、ちなみに。サブタイトル(?)のKnock offは、偽物とかコピー品という意味のスラングです。
……やっぱり偽者としておいた方がスッキリしそうですね。
以上、4作分の後書きでした。
これからもどうにか書き続けたいと思っていますので、たまに見にきていただけると、嬉しいです。