急に思いついた文章です。タイトルはありません。たまにはぐちゃっとした文章です。
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急にミセスグリーンアップルがテレビに映ったのでロンドンに行くことを決意した。私もビートルズみたいに裸足で横断歩道を歩いてみたかった。横断歩道だけじゃなくて、飛行機のタラップから降りてきて出迎えの大衆に向かって手を振って見たかった。今はタラップがないんだもの。空港からチューブみたいな通路を通って直接飛行機に乗り込むじゃない。あれだと空気が空港から飛行機に変わる瞬間が曖昧で、いつまでも屋内にいるから「これから飛ぶぞ」とか「ああ降りるんだな」とかよくわからなくて私はいつ飛んでいるのか飛んでいないのか、そもそも飛行機は存在しているのかよくわからなくなる。実は書き割りの雲の絵がぐるぐる流れているだけで、本当は空を飛んでいないのでは? とアポロ計画のコーラ瓶みたいなことを考えてしまう。私は呑気に飛行機と名前の付いた部屋に閉じ込められて、ぐるぐる書き割りが回転しているメリーゴーランドみたいな飛行機の減圧だけ巧みに行われる謎の技術の犠牲になって、実は空を飛ぶよりも瞬間移動のほうが早く技術開発されているんだけど瞬間移動を認めたら世界は破滅するのでWHOが人々の精神安定のために飛行機というダミー技術を考えているのではないか。私は張りぼての機内食を食べて茶番めいた映画を観て、そして飛んでいることを誤魔化す気圧の変化で着陸を演出されている。私はロンドンに飛べるのだろうか。二階建てバスももしかしたら虚構かもしれない。あんなバカげた乗り物があるはずがないのだ。そう、アビーロードだって本当は存在しないのかもしれない。今信じられるのはミセスグリーンアップルだけだ。アイワナホールドユアハンド。ああ、ビートルズも信じてやっていいかもな。
<ここまで>