皆様の無念、余りあるものがあるかと思います。
見知らぬ誰かが、知っている方が、自分を応援してくれている方が
中間審査を突破し、嬉しそうに近況ノートでそれを報告しているのを目にして
なぜ自分は落ちたのか、皆が喜ぶ中、なぜ自分だけがこんなに悔しい思いをせねばならないのか。
屈辱、不審、孤独感、敗北感。
だが、そんなものに浸る必要は 全 く な い !(断言
そもそも審査する側が、数万もの作品のひとつひとつを正確に評価できるはずなど無いのだ。
審査の大半は期間中のランキングという、物語そのものではなくその人気度合いによって選ばれるものだ。
編集部審査だって読者人気に引っかからなかった作品全部をまさか読むはずもない。
というかそんだけ読んで評価するなど不可能だ。そんなに活字まみれになっていたら頭がおかしくなって、何が面白くて何がくだらないのかすら判断できなくなるだろう。
人間の処理能力などそこまで性能が良くはないのだから。
流行りのテンプレ、気を引くタイトル、不人気のジャンル。そんな中から編集部のピンが来た作品が、残りの席を占めたに過ぎない。
だから、君の作品と中間突破した作品の大半に差など無い。
もし、それでも納得がいかないのなら……
――その傷を癒すのは、復讐(リベンジ)のみ――
中間を通った人など、所詮は最終審査までさぞゆるゆる過ごす事だろう。
発表直前などは、ウキウキわくわくソワソワしてとても執筆どころでは無いであろう。
だが、あなたは違う。
あなたには、中間を通った連中に対して、2カ月間ものアドバンテージがある。
屈辱を晴らすためのモチベーションが、その胸の中に燃え上がっているはずだ。
今から構想を練ろう。
世間をあっと言わせる作品を頭に浮かべ、心に灯そう。
この2カ月で、決定的な差をつけてやろう。
来年、笑うのは、君達だ!
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中間突破した皆様へ
まずは、おめでとうございます。
ですが、貴方達の作品は、幾多の落選作品の屍の上に立っているという事を、どうか忘れないでいただきたい。
貴方が嬉しそうに近況ノートに中間突破を報告しているのを見て、無念の臍(ほぞ)を噛んでいる方々の存在を忘れないでほしい。
「おめでとう」のコメントの何割かには、無念と、嫉妬と、理不尽と、孤独感と、その他もろもろの負の感情を噛み殺して、「おめでとう」の5文字をタイピングしている方の存在を忘れてはいけない。
カクヨムの退会ボタンにカーソルがかかった人もいるだろう、クリックした人もいるだろう。
コンテストで可と不可を分けるその決定に、多くの方が涙をのんでいるのです。
だから、誓って下さい。
その言葉を、絶対に言わないことを。
「中間突破できたからまぁ満足」
「受賞は無理でしょうけどねー」
貴方の足元には、無数の落選作品の屍があるのです。
それを踏み越えたあなた方が、その先は無いなどと言えば、足元の屍の無念はいかなるものでしょうか。
だったら俺の作品と代われと言いたくなるでしょう。
諦めてるなら最初から出すな、と叫びたいでしょう。
例え、死体に何も言う権利が無かったとしても。
だから、大いに己惚れて下さい。
叫んでください。
「俺の、私の作品が大賞を取る!」と。
足元の屍たちが「それでこそ俺達の上に立つ作品、作者だ」と納得できるように!
もちろん私も、はばからずにそれを言います。
初年度、2年目と自信作が全て中間落ちし、無念の涙にくれた私だからこそ。
昨年、意を決して描いた作品が全落選し、ちょっと筆慰みで書いたものが初めて中間突破した事で救われたからこそ。
今回の出品でも多数の作品がことごとく落ち、ギリギリで10万文字書き上げた本命作品が辛うじて突破できた私だからこそ!
ここに、声を大にして宣言します!
『”AGI-J(アギー・ジェイ)” ――そのAIは、人類を、滅ぼす』
中間突破したんだから、大賞も取ったらあぁぁぁぁぁぁ!!