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カナブンのあとがき


 題名に偽りあり、ですが。あとがきですべき話があんまりないな……。

 作品内で語り尽くしたので、ぶっちゃけ蛇足にはなりそうだなぁ。制作秘話くらいなら話せそう。

 私の生き物や物を用いたシリーズ、の一冊です。

 ヤドカリ
 カナブン

 です。過去にはトンボ、モグラ、オオムラサキ、とかとかとか、書いたりしてますね。好きなんですよね、こうしたテーマに沿った作品を書くの。


 本作は骨組みの段階で、作品内の全てに一貫したテーマを貫きました。カナブンです。作品骨格そのもので、もうカナブンなんですよね。カナブンです。めっちゃカナブン。

 冒頭のメタファーを一切ぶらさないのは当たり前として、宿借りとは違った文体で書いてます。最初から最後までで文体を変えたりしてるんですけども。

 私、情緒は好きですけど空白は嫌いなんですよね。純文学…………作者の思想吐露でもないしエモけりゃええ訳でもないし、読者が勝手に補完したり(悲しい記憶を引き合いに出して考える)とかじゃないやろ……と。

 私は思う。

 雰囲気小説って奴です、あれ、苦手なんすよね。

 物語、写実、そのどちらにもならん奴とか『くたばれ』なんざ思ってしまうのは内緒。なんでそれで純文学名乗れんだ、文芸じゃあかんのかよ、と。

 とかく。

 本作、金蚊(カナブン)の完成度はそれなりに高いかなと思います。宿借りとは違う沈黙を味わって『キッショッッ!』になればそれはそれでヨシっ 



 追記

 素敵なレビューありがとうございますっ!



 追記

 マリアは、今日から書き始めます。ちょっと文体の確認しながら……

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