「都市奇譚」を含む小説

調べてはいけない村の真実。

日常に飽き飽きしている大学生の山崎樹（やまざき・いつき）は、オカルトサークルの後輩、須田晴海（すだ・はるみ）から「世界をバグらせる儀式」の噂を教えてもらう。退屈しのぎに儀式を実行…

「世界に語るほどのことでもない不思議な現象」を記録していくノート。 それは日常に沈んでいて、誰も騒がないし、誰も指摘しない。 説明できるほどおかしくない。 でも、完全に納得で…

夜にだけ出没する、喋る自動販売機のお話です。

狂気と幻想が交錯する闇黒の世界で、少年と少女は出会った。 少女は死神『カクリヨヒメ』。しかして、その実体は虚像。 少年はやがて自らの意思で、少女の闇に足を踏み入れる。 いつの日か…

　横浜の海の埋め立ての際に、発掘されたものがあった。それは、明治・大正期のものだとされているけれども、なぜそこにあるのか不明だった。 　そこには一つの都市があった――そういう話題…

行列のできるトイレからはじまる冒険譚

当然ですがフィクションです。 持病のある方、療養中の方は気分を害されるかもしれないので読まれないほうがいいかもしれません。

ヒノカミ探偵に登場する主人公の幼なじみで、都市伝説好きの女子高生「近條愁羽」が蒐集した、明保野町界隈の怪談、奇譚、都市伝説の覚え書き。 ＊実在の地名や団体には一切関係がありませ…

オチ以外はほぼ事実に基づいた話です。日常の謎ショートショート。

「――この中に性別を変えた者がいる。そいつが犯人って訳」 心理工学によって意識が支配する街、帝都。多すぎる情報が乱舞するこの街では“探偵”なんて賤業に需要が出てしまう。今日も腐れ…