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濁流

濁流

多田いづみ

おすすめレビュー

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★★★
★10
5人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 風鈴
    695件の
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    ★★★ Excellent!!!

    濁流とは?ユーモアのある切迫感がやがて・・それは読んでのお楽しみ!

    『濁流だ 濁流だと叫び 流れゆく 末は泥土か 夜明けか知らぬ』
    斎藤史『魚歌』(1940年)

    この歌を思い出しました。
    当時のニ・ニ六事件が起こった世相を詠んでいるとされるが、そんな事件でなくても、何かを想起させられる。

    この作者は女性。
    そして、このお話も。

    女性作家の面目躍如の作品であり、平和が日常でない事がわかってしまった今の日本人に対して、何か突き付けられた閉塞感が漂う感じの作品として、わたしは感じました。

    皆さんは、どうお感じなられるでしょうか?
    是非、ご一読を!(^^)


    • 2022年8月18日 13:04