「枢機卿」を含む小説

ユリアは、突然大衆の面前で婚約者である王子から婚約破棄を言い渡され、魔王領の魔王の花嫁として差し出されることになり、そのショックで、二十九歳で過労死した立花千花としての前世を思い…

我が信条は「最小限の労力で最大限の平穏を得ること」 我が幸福はピザとコーラと猫の動画にこそあるのだ。 故に、教皇などという忙殺の代名詞は断固拒否する！ 教皇になるくらいなら、死…

力の名称に振り回されるのは当事者だけではなく、周囲もまた同じだ。英雄伝説継承の名に目が眩み、栄光を妄想した者達が勝手に期待し、勝手に裏切られたと、損をしたと思い、役立たずを追放す…

財政危機に瀕した教会は、ついに禁断の一手を打つことにした。 その名も――地上最大のショー。 その企画とは、ロボットを過去へ送り、イエス様の顔写真を撮影して信仰心を取り戻すというも…

幼い頃、魔人の魔法によって、人に触れると竜を召喚してしまう『竜の喚巫女(りゅうのよびみこ)』となってしまったリコ。 彼女を助けるために、『竜斬り』となった幼馴染ビトー。 成長し…

17世紀なかば。 フランスの大貴族フランソワ＝ド＝ラ＝ロシュフコーは、フロンドの乱と呼ばれる内乱において、王権の絶対化を目論むアンヌ王太后ならびにマザラン枢機卿の一派に敗北。 パ…

公爵令嬢マリスは、真実の愛を見つけたリオネル王子に婚約破棄された。 しかしリオネル王子の真実の愛の相手はどこにも存在せず、リオネル王子の妄想の令嬢だった。 無能なリオネル王子は失…

ゲーム会社で派遣として働いていた中年シナリオライター・佐々木は、自宅ベランダから転落死――そして目覚めた先は、自分が手がけた乙女ゲーム『ジャルダン・デ・ローズ』の世界だった。 と…

17世紀フランス、パリのマザラン枢機卿の図書室に居ついたマリーは魂の救済と自身の正体を求めていた。人たらしの枢機卿は彼女を図書館司書ガブリエル・ノーデの助手に任命するが……

　エクソシストの大家《たいか》、ライアン・ユグミツァに仕える魔人形《マジックドール》、フィスティールは時間を巻き戻すことができる懐中時計を持っている。ある日、ライアンの不在時に彼…

人類滅亡後の世界で、獣人・竜人・鳥人・魚人・妖精や吸血鬼など様々な種族が入り乱れて社会を形成し、平穏と覇権を懸けて戦う。 聖性の威力を失い形骸化した教会も魔族たちに乗っ取られ…

枢機卿によるミッションスクール。 ①「新宿駅は人でごった返しています」みたいなこと言ってみて ②「まずいブロッコリー復活プロジェクト」（拙作のタイトル）みたいなこと言ってみて ③…

生きた魔力──それは、「人として死ねない病」。 生きながらにして、魔力の結晶体と化した少女・セリスは、研究棟の奥深くに隔離されていた。 功名心から、感情も言葉も持たない“生きた…

「なっ、なんじゃこりゃ！」 ある日、気がつくと美少女になっていた。 そこは人里離れた教会の一室。この体の持ち主は教会の教主だった！ 状況が飲み込めず、少女の筋力しかなく、魔法も…

システィーナ礼拝堂の中で何が起きているか。世界は、知らぬ。 世界が注目する厳粛な教皇選挙、コンクラーベ。 バチカン市国、システィーナ礼拝堂に集う枢機卿たちが、祈りと熟議の末…

あらすじ： イクサは、昼間は臆病で弱気な少年「しん」、夜になると全く異なる人格「かく」が目を覚ます。仲間たちを探し続ける中で、しんはさまざまな人々と出会い、心の葛藤に悩まされなが…

「死は再生の礎である」――その教義の下に繁栄するロスリエス教国。 枢機卿団を率いる青年・シードは、絶対権力を握る教皇の息子として、幼い頃から感情を捨て、「教国の剣」として敵を粛清…

【カクヨムコンテスト10　中間選考通過作品（ライト文芸部門）→最終選考落選】 　魔族軍の襲撃から隣国の避難民を守るため出撃した主人公・マリトは、避難民の少女が魔族軍の隊長の首をた…

この世界で最も多く信仰されているシーア教。その枢機卿の息子である主人公クノウ。彼は思った。表では人望厚く沢山の人から尊敬されているが、裏でシスターや街の女性の弱みを握り脅したりし…

公爵家の娘である私は死にました。 何故か休学中で婚約者が浮気をし、「真実の愛」と宣い、浮気相手の男爵令嬢を私が虐めたと馬鹿げた事の言い放ち、学園祭の真っ最中に婚約破棄を発表したそ…