「初恋の終わり」を含む小説

好きだった。 冬の匂いが。 冬の、まだ暖房のついていない部屋の匂いが。 凍てついてても、どこか暖かく、楽しくて、乾いてて、緊張してて、 そんな、冬の匂い。 二月あたまの、冬の匂い…

『因習の檻 - 琴音の祭祀 -』あらすじ 清純な高校生、水瀬琴音は幼馴染との淡い初恋を育んでいた。しかし、村の因習と家の存続のため、大晦日の祭祀で年上の次期社長との縁組が強制さ…

卒業式の朝、貴之は心の中である思いを抱えていた。それは、親しみやすく明るい理桜との日常が終わってしまうことへの不安。友人たちと「変わらないよな」と言い合うものの、時が経てば関係が…

十歳にも満たない頃からツグミとしていた二人だけの遊びがあった。 花を集め、ガラスで覆い、極彩色を眺める。 ただ、それだけの遊び。 その遊びの名を思い出せずにいる。

人生の終わりを迎えた男は、 プルーサイドに佇み、若い頃の初恋の少女の思いに耽る。 その中、思い出の女の子に似た少女に出会う。 ＊文学的に書いています。

わたしの初恋は小学生の時でした。 それ以降、恋をしたことはないと思います。 今なら、もっと相手のことを考えられたのに……。 そんなわたしの体験談。

黃櫻八重さん。彼女は初恋の人だった。 中学生の時、転校してそれっきり。初恋を燻らせたまま、誰かを好きになれずに漫然と過ごして。 やがて、大人になって。 再会を果たす。 僕は不動…

　私の作品を選んでいただいてありがとうございます！　本当に嬉しいです！ 　あらすじも読んでいってください！ 【以下あらすじ】 　初恋の人を探して帝国の首都である帝都にやって来…

　華やかな装いを苦手としているアニエスは、周りから陰口を叩かれようと着飾ることはしなかった。地味なアニエスを疎ましく思っている様子の婚約者リシャールの隣には、アニエスではない別の…

往復100年の星間飛行士に選ばれた君。 そんな君が星降るような七夕に、宇宙から二人で決めた合図を送ってくれた。 距離と時間。 もう会うことはできない君との距離や時間は遠く、次第に…

　双子の姉妹である愛華と愛那は、小さい頃は結婚の約束をするほど仲が良かった。 　だが、成長するにつれて姉の愛華が距離を置くようになっていき、ほとんど会話もしない関係となってしま…

一〇年間、ずっと幼馴染みの少女を一途に想い続けてきた少年、小野悠真。しかし高校生活も半年が過ぎたある日、彼は偶然にも彼女が学年一のイケメンに惚れていることを知ってしまう。 あまり…

七夕とその翌日に起こった、どうしようもない世界の終わり。そして、僕と彼女のお話。 ※高校のとき、文芸フリマにだしたモノを修正したものです。 前々々作：夕立ち放送フィルム 前々…

３年後に小惑星が地球に落ちることがわかっている未来。 高校生だった美波と瑛太は運命的な恋に落ちるが、別々の進路を選び離れてしまうことに。 「迎えに行くよ」という約束を信じて美波は…

主人公イリューリアは、十二歳の誕生日に婚約者で憧れの王子様に「わたしに近づくな！おまえなんか、大嫌いだ！」と心無い事を言われ、すっかり自分に自信を無くしてしまう。 心に深い傷を負…

　主人公・六花には悩みの種があった。 幼馴染である志奈の度を過ぎた手伝い癖。 やがては自分を壊してしまうだろうそれを彼は友人の緑と実乃と共に何とかして直そうと努力する。 誰かの…

　俺こと藤本錦は中学生の時に初恋をした。だが内気な俺は初恋の相手である弐式戸葵に告白することが出来ずそのまま卒業し、初恋は終わりを迎えてしまう。 　高校に入ってからは吹っ切れた…

「もう初恋の夢は見ない」「初恋の残滓」に続く、カレナ様視点です。 もしかしたら前作までのイメージを崩す可能性もありますので、ご注意ください。

「終わった、なにもかも」 たった５時間で終わりを告げた私の初恋。 でもそれは、いつか百合になる。かもしれない、初恋の『終わりと始まり』のはじまりだった。