「ツイてない」を含む小説

この小説は、2010年に魔法のｉらんどで公開したもので、2024年に少し修正しました。

現代東京、そこにはとある都市伝説があった。 それは、裏社会の情報屋「新宿ネズミ」。　曰く、彼は全知のネズミ。曰く、彼は全てを操るネズミ。曰く、彼はこの世界に繋がる道である。 常…

私の人生は不可思議なもので、与えられた幸運の分、不幸が降り注ぐ。 だから人前でしか笑顔を見せないし、過剰に感情が揺れない様に、必死に制御している。 あぁ今日もツイてないね。 …

――ルールを守らない人は苦手だ。守らない人の気が知れない。 それなのに、どうして。 「ツイてないね、月森サン。25日だけとはいえ、嫌ってる奴らと一緒にお勉強だなんて」 ルー…

38歳、無職、独身。彼女いない歴＝年齢のダメ男・城崎福太郎。 人生に意味も目標もなく、ただただパチンコに金を吸われる毎日。 そんな彼がある日、トラックに轢かれて死んだ―― 目が覚…

ツイてない一日。 けれど、それだけじゃ済まされない程の違和感が日常を侵食してゆく。

女子高生「丑三トキコ」は、霊能力者である。ただし、特に何もできなければ霊が見えるだけであり、霊からも気づかれぬという性能。故に、トキコの日常は「普通の人には見えない動物園の檻から…

　恋も仕事もツイてないOLの私の前に現れたのは、謎のイケメン。彼は言う——「運は貯金できる」。 　次々と起こる奇跡に胸が高鳴るけれど、彼には大きな秘密があった。 　彼は “運の…

努力はしてきたけどちょっとした擦れ違いで認められてこなかった不運な男。管理職になってすぐに管理職に対するリストラが始まりクビに。なんで俺がの問いには誰でも良かった、偶々君だったの…

自分はよくよくツイてないのだ…… 西部開拓時代。 生まれた時からの自身の不幸を嘆き続けてきた男、通称ＦＦ。 借金の取り立てに来た町の酒場で、彼はひょんなことから賭けポーカーのデ…

ちょっとツイてない、竜飼いのおっさんルイは、連れの白銀の竜リンと今日も飲む、喧嘩する！巻き込まれる！ 毎日気ままに暮らしていたかっただけなのに、最愛の少女を惨殺されてしまう。願い…

強欲聖女と呼ばれているヘザーは、大聖女アシュリーを陥れようとしたという、身に覚えのない罪で解雇された。 ツイてないと嘆く彼女に手を差し伸べてくれたのは、美貌の聖騎士のハロルド。 …

私、守谷昴は大学サークルの先輩、木戸にストーカーされている。連日送られてくるラブレターの数々に辟易する毎日。おまけに水道局の督促状を無視した所為で水道を止められてしまってるし、外…

音楽ライターの「私」は、正体不明のシンガーソングライター「フーディエ」に関する調査を進める中で、奇妙で不可思議なエッセイ風の文章やブログ記事を発見する。 ひとつめの文章は、3人…

「俺は世界で一番ツキがある生物だぞ。俺以上に運がある生物なんて存在しない」 「噂は聞いているよ。無冠の帝王さん」 「アンタの噂も聞いてるよ。人類最強……そんな噂を」 「俺は…

現世で死んだはずの私は、目が覚めると乙女ゲーム『死花の二重奏』の悪役令嬢・ローズになっていた！ このゲームは乙女ゲームでありホラーゲームでもある。何故よりにもよってこのゲームに…

今日は最高にツイてない日だ。 遅刻をして先生に怒られたところを好きな男の子に見られ、やったはずの宿題を忘れ、更に追い打ちを掛けるように思いっきり転んだ。 しかも、これ以上ひどいこ…