「…かもしれない。 ある種の、」を含む小説

vegetabloose＝解き放たれた自由な野菜たち

“異覚旅跡譚”の有或在アルが、ある夏の日に見た夢に基づいて執筆した短編。 　＊ 　ごきげんよう。有或在アルです。 　ここではあとがきも兼ねた紹介文とします。 　今回は僕・有或…

【この小説はハッピーエンドです。安心して読んでください】 淫魔は４話からむちむちになります。 副題の『堕天録』は『ラグナロク』と語感を合わせています。この愛は、神父にとってのラ…

あの世にて繰り広げられる、二つの魂の恋物語。 ※性描写があります。そちらに関しては非公開としております。 【あらすじ（ネタバレあり）】 ここは地獄。生前悪い行いをした死者たちの…

　あなたの学校のトイレにも、もしかすると、獄門摩擦太郎さんはいるのかもしれません。 　いてたまるか。 ●登場人物 『トイレの獄門摩擦太郎さん』 　筋骨隆々で落ち武者のような幽…

らららららーらららーらららー ふーん、ふーん、クーロンアパート…… 遠い昔に、あったのかもね 香港近くの、あの廃墟のかつて ……ごめん、まともに解説します（最初っからそ…

「怒らない子育て」を実践する、理想的な父親。 しかし、彼の息子は、夜な夜な、部屋の隅に立つ「黒い人」に怯え始める。父親が、息子への「怒り」を、理性で抑え込むたびに、その黒い影は、…

　日曜の朝。 　それは、人や状況によってものが違う。 　学生なら月曜の存在に思い悩み、ある時は祝日の存在に安堵する。 　社会人ならば休みそのものが存在しないかもしれない。ただ…

つらつらと書き出していく。 積もりに積もったもの。 蓋をして見えない場所に置いてきたもの。 たまにはそれを取り出して、今の自分ならどうしたのかをぼんやり考えてみる……かもしれない…

私も故郷も互いに嫌いあっています。そんな心境ですのでたまに帰省すると、心象風景への望郷の念が強まりいたたまれなくなるのです。その感覚を詩にしました。もはやある種の恋なのかもしれま…

皆さんは【観察系】という作品を御存知でしょうか。あの作品が話題になってから、早十年近く経ってしまっていますから、あの時の『衝撃』と言うか、『何も生まない感覚』に嫌な汗を垂らした人…

これは――別サイトで公開していた、ある種の黒歴史。11年の時を経て、これから完結へと導かれるかもしれない物語。

夏を嫌うマサルにとって、唯一とも言える夏の想い出。いや、ある種の呪縛かもしれない。 突然思いだした、あの夏の日。もう二度と戻らない日の事。

　酔っぱらいの悪ノリでムラっとしてプロローグ書いた。今は反省してる。 　プロローグから先全然中味決めてないから、ある程度落ち着いてから紹介文書きます。悪ノリは長続きしないものでプ…

　高校一年も終わりの春先、僕は一通の手紙を受け取った。 　下駄箱に入っていたそれは、もしかしたらラブレターなのかもしれないけど差出人の名前はなく。 　そのかわりなのか、一部の人し…

🔸あらすじ 　父の仕事の都合で日本で生まれ、アフリカで育った中学一年生の少女・季志子は、古い日本の漫画を読んで大きな平屋の家で育つ。 　登校や下校には必ず頑丈な車で移動し、広い…

　――いつか、はるか遠い、「未来」の時代。 　　　世界はひとつの「国」となり、人々は平和に暮らしていた。 　　　……だが、そんな「世界」に〔悪夢〕がもたらされようとしていた。　…

「うおおおおお！　俺と結婚してくれっ！！」 　がばりと両腕を開きながら唇をタコのようにして公爵令息が宙を飛ぶ。 　今日もミシェルンダ＝アルマリア男爵令嬢は学園でストーカーしてくる…

ネットゲームの中には、ゲーム内で結婚ができるものが存在する。 現実世界では恋人もいない俺だが、ネットでは数年前に結婚しており、可愛い嫁がいる。 しかしその嫁は、恐らく男であるこ…

推し活にいそしむ婚約者は、デートもエスコートもしない。推しのためならあんなに頑張れるのに……もう、あなたには愛想が尽きました。青天の霹靂、信頼していた婚約者から自業自得の絶縁状。…