獄門摩擦太郎! この名前で「何か」を感じたならば、きっとその予感は当たっています。
主人公のサユリは、クラスの中心にいるギャル「ジュリさん」から言われ、肝試しとして女子トイレに行くことになった。
その先で、トイレの便器の中から「獄門摩擦太郎」なる霊が出現することに。
どうやらこのトイレ、かつて刑場だったところに建てられてしまった模様。だから女子トイレに出没する霊だとしても、「自分の方が先にいた」ということで、獄門摩擦太郎さんは変質者ではないらしい、ということまでがわかってきます。
とにかくこの、サユリと獄門摩擦太郎との掛け合いが最高に楽しいです。
霊として長く存在し続けていたため、「現代の言葉」にも詳しいらしい獄門摩擦太郎。その結果「チョベリバ」や「ぎゃふん」などの平成や昭和の死語すらも使いこなします。
ランプの魔神のように、サユリの力になるようなことを言い出してくる獄門摩擦太郎。だが、言うことは名前と同様にいちいち物騒。サユリはそれに不安を覚えます。
こ、こいつ。どう見てもただ暇でしょうがなかっただけなんじゃ……!?
ハイテンションで大時代的で、更に暴走気味な怨霊。それと遭遇してしまったサユリは、そしてジュリさんの運命はいかに!?
とにかく魅力的な「濃い」キャラが面白く、ニヤニヤ笑いながら最後まで読ませてくれる、非常に楽しい作品です。
夜の学校に肝試しに、なかば強引に連れて来られた気弱な女学生。
彼女が女子トイレで見たものは……筋骨隆々の悪霊(落ち武者風味)!?
その名も獄門摩擦太郎(ごくもん、まさつたろう)(;゚Д゚)??
さて、どこからツッコんだものやら(苦笑
しかもこの獄門摩擦太郎さん、なかなかに礼儀正しくしかも強きを挫き弱きを助ける正義感のある落ち武者悪霊さんで、女学生にいろいろとお節介を焼きたがるなかなかに面倒臭い御方であります。
そもそも女子トイレに憑りつくなよ、とツッコミたくなるシーンから始まる物語。
まだ始まったばかりですが、流石の初美先生テイスト盛り沢山でスタートした本作、追いかけるなら今が旬ですよ~。