「いや、わからん」を含む小説

真夜中に呼び出されるといつも雨の匂いがする。 それは本当に雨なのか、涙なのか、わからないけど。

　こしおれたんかです。 　うたよみ、みなしよるけん、うちもしてみた。 　こばむこと、かいひすること、やらないこと、ぬけること、おりることを、ひとのあたりまえのいとなみとして、ぽ…

魔法のiらんどショートストーリーコンテスト(テーマ「好きな人の好きな人」)参加作品です。 高校受験を控えていた私は、立ち寄った書店で彼と出会った。 たまたま本を取ろうとして、互…

地球に転移してきた、夜の神の使途、ヴァンパイアの王：ルナ。 居場所もよくわからないが、とりあえず先に転移してきたであろう、光の神の使途：アニムと会うために移動を開始。 そのエピ…

　「ね、どうしてこんな雨の中で歌っているの？」 　そうやって問われたのは、他に誰もいない橋の上。 　 　ずぶ濡れでギターを持った僕は、さっきまで歌っていた姿勢のまま固まって。 …

私は、恋愛シミュレーションゲーム『Magical stories』の悪役令嬢アルフィアに生まれ変わった。 彼女は、派手好きで高慢な公爵令嬢である。その性格故に、ゲームの主人公を虐…

HJノベルス様より１１月１９日、書籍１巻発売予定です。 人が魔族となる世界で、魔族となってしまった私は村人から石を投げつけられ、崖から転落する。そして気づいた。私は乙女ゲームの世…

やめておけ。あの子は失敗したのだから。もうどこに行ったのかもわからん。 異世界転生なんて言ってもな、誰もが成功するわけじゃあないのさ。大抵はその世界に揉まれて死ぬのがほとんどだ。…

Ａランク冒険者・レイジは強すぎるがコミュニケーション能力が足りないとわけのわからない理由で冒険者を除名されてしまう。 冒険者としての功績を無視した世界に対して、レイジは復讐を決意…

国王も貴族も腐っているエンフィア王国の後宮で生まれたラディア。母は侯爵家の妾の子だったが後宮に貢物として入れられ、父親が誰かはわからない。一応は王女として籍はあるものの、後宮から…

超能力者として静かに生きていた男はある日、クソ女にゴブリンを駆除しろと異世界に強制連行。ゴブリンを駆除しながらも快適に暮らしていた。しかし、魔王軍の将軍に殺されてしまい二年半で終…

「第二回遼遠小説大賞」によせて書きました。

メガネ。医療機器。 しかしその可能性は無限大……と思っているかどうかわからない社会人ふたりの与太話。

【第2回Solispia文学賞で佳作を受賞しました。ありがとうございました！】 　病気で父親を亡くした少年、高橋都（たかはしいち）は、四年ぶりに故郷である神無し島に戻ってきた。…

　情報工学科の大学二年生、桐生悠真には小学校三年生の頃からの幼馴染がいる。 　同い歳の白石凜。文学部の二年生で、必修のプログラミングがわからないといつも悠真に課題を教わりに来る。…

　この独創的なファンタジー小説は、超越的な存在が異世界に旅立ち、魔王としての生活とその世界への影響を目指す物語です。既存のファンタジー小説とは異なり、主人公の視点と全知視点が…

初日で死にました。 ……はい、笑っていいです。 だけどその後、夢とか幽霊とか体育会系の亡霊に 「立て！」とか「根性！」とか言われて生き返りました。 夢を喰われる迷宮？ 敵は怪…

フログライト王国の王族は、十七歳になると、婚約者選抜試験を行うしきたりがある。カエル姫と呼ばれる王女ロザリアも例外ではなく、四人の名だたる令息が婚約者として名乗りを上げた。しかし…

この小説はフィクションです。実在する国家・団体・個人とは何の関係もありません 今から少し未来、北の大地にて続いていた戦争は、核によって終わりを迎えた。今となってはどこの国が最初…

私は15歳の時に予言の勇者とされ、魔王討伐を成し遂げた。その褒美としてお姫様と結婚して豊かな領地をもらえることになった。絵に描いためでたしめでたしなのだけど、一つ問題がある。それ…