「答えは？」を含む小説

浦町ニュータウンで起きる怪異。 それはその土地に関係しているという――― 《第一部》 夜道で少女に出会った日を境に、美湖の様子がおかしくなった。会社では、自分の席も分からず、仕事…

30年前、人類は"ウォンデッド"との戦争を終えた。 だが、それは偽りの終戦にすぎなかった。 戦いとは無縁のはずだった、孤児院出身の少女・如月朱乃。 ある日、"化け物"に襲われた…

　弟にはなんて呼ばれてたの、と、真央が訊くと、貴子、と彼女は答えた。そのときの表情は、ちょっと驚くほど艶っぽくて、真央は彼女が弟の話をしているのだよな、と、確かめたくなったほどだ…

　自分の信じる善性に囚われ過ぎる性質の不眠症の青年ハチは、寝坊病と呼ばれる奇病によって人類の多くが眠り続ける現代社会で生き延びていた。そんな中ハチの幼馴染みの男、クロが訪ねてくる…

ありのままって？

「べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん」 さて、なぜこの一人はとばされたのでしょう？ 名門バスケ部の学生寮は普段はプロアスリートを目指して邁進する生徒達のプ…

サラリーマンとして働いていた六花。仕事に追われる日々のなか、久しぶりに妹から電話がかかってきた。 「弟の柊が、ずっと引きこもってる。話を聞いてあげてほしい」 思いがけない名前が…

小田刈(おだがり)じゅの　11歳 小学5年生。 夏休みが明けて2学期が始まったばかりの9月初旬。学校から帰ると両親の口から離婚を聞かされ、父と母どちらに自分はついて行くのか決めろ…

酒で意識が朦朧とする中、Twitterの自己紹介質問に答えていくうちに、邪悪な記憶が蘇り、9個目の質問が真実を明らかにする この短編小説は、僕が書いている『食』をモチーフにし…

全国から名家のご令嬢が集まる日本随一のお嬢様学校——白百合女学園。 その高等部2年に在籍する月乃 百合子(つきの ゆりこ)は、メイドとしてとあるお嬢様に仕えていた。 現生徒会長…

萌舞恵女学院高等学校。 創立から百年以上経過した、由緒正しい名門校。 全寮制で、世間からはお嬢様学校と呼ばれるような学校。 そんなお嬢様学校で、立候補していないのに投票数一位で生…

これを語るるにはつまらない男たちの話ばかりで、さながら僕が観測するに至るには「お話」として言うには情報量が無いものだとは思う。とは言え、情報の問屋として訊ねられたのなら答えは用意…

　――――　◇◆◇　―――― 　PROLOGUE｜前編 　『灯台守の姉妹とアカシアの巫女』 　PROLOGUE｜後編 　『宝石の海と訣別の一撃』 　 　（Ｈ.Ａ.３０７０／８…

特に意味もなく、日々は過ぎていく。 働いて、帰って、スマホを眺めて、眠るだけ。 転職を考えたこともあった。 夢のような生活が広告の中で語られていたから。 けれど、やりたいこ…

音楽に対する考え方の違いから衝突していた柚希と葵。 ひとつの演奏を通して仕方なく向き合うことになった二人は、ぶつかり合いながらも互いの音楽に影響を受け、やがて特別な存在になっ…

馴染みの作家さんが自己紹介企画に参加してらしたので、それに乗っかることにしました。 企画元→バンブー様 https://kakuyomu.jp/user_events/1681…

真面目なあらすじ：最強の魔法属性を持つヒロイン、カンナ。しかし本人は魔法の使い方も何も知らない落ちこぼれ。その落ちこぼれが、とある事件をきっかけに最強の鬼と悪魔の混合種、アオと出…

氷月晴海は夢をみる。それは一面の碧色だった。これは誰の記憶？なんの記憶？その答えは今から70年前、第二次世界大戦真っ只中にあった。 自分の記憶と、かつての記憶を頼りに自分は誰なの…

バンブーさまが企画された【自己紹介企画】自分にだけに通じる創作論15の質問、に乗っかってみました(*´꒳`*)！ 初めて「質問に答えて」みます！ 自主企画→https://kak…

(毎日更新午前11時) 　目を覚ますと、そこには朽ちた教会、広がる草原、ゆるやかに吹き抜ける風、そして、どこまでも続くプロシアンブルーの空。 　高校生・塩崎みぞれは、いつの間…