「死んだ」を含む小説

企画に参加したくて書きました。ある曲からインスピレーションを受けた作品です。 蛇足は見なくても話としては成り立っているのでいらないと思います。結末に納得いかなかったら読んでみてく…

昔々ふたりの女の子が死んだ それは呪いか、それとも 私は知っている その死が何によってもたらされたかを だからこそ―― そんなものは怖くない そういうことに、なっている 【掲…

恋に無自覚で、性格にも無自覚で、何度も何度もアタックをして振られている男がいた。 その名前は、久遠龍馬。高校二年生。 何故、振られているのかすらも分からず告白をしているのかす…

王のために優れた芸術家ばかりを集めた宮舎にて、一人の詩人が死んだ。 同郷出身の名もなき衛兵に捜査が任じられるが、彼は死体の傍らにあった『遺書』らしき詩に違和感を覚える。自らの直感…

僕は死んで朝に戻る。首を狩られて朝に戻る。

千年以上も昔、天界の神々は地上に堕ちた。地上の瘴気は、神々たちの身体を蝕んだ。瘴気から逃れるため、神々は人間の眼の中に宿り、人間と共存をするという形で生き延びた。だが、人間との共…

神の手違いによって死んでしまった有山光。お詫びとして異世界転生と加護を一つ、自由に選ぶ権利も貰った。悩んだ末、彼は主人公補正の加護を受け取って異世界に転生するのだった。 異世界で…

王暦 251年、修道院で孤児として育った少年に突如告げられる「勇者の力」。国王の命により魔王討伐の旅へと送り出された彼は、戦士や魔法使いと共に幾多の試練を乗り越えていく。やがて唯…

あの…お届け物です。先日亡くなった、あなたの大切な人からのお手紙です 主人公は、言葉少なな『最後のエルフ』の少女、リコ。 相棒は、口の悪いおしゃべりカラスのクロ。 死者の魂の…

特にこれといった特徴もなく特別な才能もなく平凡に生きる男がいた。彼はどこにでもいる社会人で何の変哲もない大人だった。少ない友人達と遊んだり、家では動画サイトを見て暇を潰したり、趣…

気づいたら、俺は死んでいた。 神様に言われたのは「次の配属先、決まってるから」の一言。 目を覚ますと、生き物の気配はなく、代わりに転がっていたのは缶詰と、 やたら効率重視な農業…

あーあー、電波は良好みたいだね。この僕に盗聴器を仕掛けるなんていい度胸じゃないか。まぁいい、情報の問屋としては破格の二万円で教えてあげよう。君たちみたいな一般人は犯罪なんてテレビ…

九法宮学園に入学した極楽天福良は、なぜか異世界にいた。 そこは理不尽なまでに殺伐とした世界。同時に転移した新入生が次々に死んでいく中、福良はあっさりと生き抜いていく。 なぜなら、…

誰からも愛される天使のように可憐な双子の妹、茉昼（まひる）が死んだ。私の子宮と一緒に——。 ※注意 ・シリアスな（一応）シンデレラストーリー。 ※注意 ・死ネタ、残酷な描写ア…

罪は死なない。 人が死んでも、贖罪は続く。 ――彼女の名はフルド・アマンダ。 懲役一九〇〇年、その一四八二年目に生まれたクローン囚人。 記憶はない。罪状も知らない。ただ、「前の自…

努力を怠って来た少年が死んで生まれ変わり、努力をしていく話。 母子家庭で16歳の藤山敬太はある日バイト終わりで……。 これは努力を知らず逃げ癖のあった一人の少年が努力をするこ…

　大学生のスバルは「死に戻り」能力を使い、幼なじみのアヤを救うため、すでに100回近くループを繰り返していた。夏休みに帰省したスバルは、神社での余命占いでアヤの死期を知り、今度こ…

没落華族であり、痛みを和らげる「癒しの力」を持つ巫女、志乃。父が作った借金の形に売り飛ばされそうになったところ、呪殺を生業とする呪術師の男に救われる。 白いざんぎり頭、血色の感…

環境破壊で自然災害が増えたというニュースがたびたび流れる時代。 日本に住んでいた俺はたぶん病死した。 太っていて、大酒飲みだったからな。 中年になるまで、生きられたのが奇跡。 そ…

死者と歌に纏わる短編集です。 “聲”ごとに話が変わるのでどこから読んでも大丈夫です。 一ノ聲　雪原照らす灯り 大好きなおばあちゃんが、死んでしまった。 凍った私の時を溶かし…