「童話」を含む小説

野菜さん (友達の傑作です)

その国では、美しい男の子が生まれると、母親はしくしくと泣きました。なぜなら、東の森から美しい魔女がやってきて、男の子をさらっていってしまうからです。 「ありがとう またね、大好…

透明な壁に囲まれた部屋に捕らえられたコオロギのベルリケは、跳躍力を駆使して脱出を試みるも失敗。天井の窓は唯一の出口だが、内側から開けることができない。部屋内で豊富なエサや水に囲ま…

メロスがもしも走らなかったら？ そんな世界を書きました

目を覚ますと記憶を失い衰弱した姿でベッドに横たわっていたヨシュハノハ。 目の前の魔術師センリアフは、ただ甲斐甲斐しくヨシュの世話を焼く。 月日が流れるうちに少しずつ蘇る記憶に、ヨ…

ノリと勢いだけで桃太郎を書きました。桃太郎の二次創作作品としてお楽しみください。

純文学を書くのか、それとも童話にするのか悩んだ末に童話を選びました。今回のテーマは「和菓子」です。和菓子が嫌いな子どもにも、和菓子に親しみを持ってもらえるように書きました。

寒がりのタツコ姫に王さまがこたつを買ってあげたところ、こたつから全く出なくなってしまいました。 「姫をこたつから出した者には望みのほうびを取らせる！」 王さまはおふれを出して人を…

この町には「名物」……もとい「迷物」がいる。間土発太(まどはった)という男だ。 こいつは神出鬼没、奇妙奇天烈にして帽子愛好家ときている。で、その当人が道の向こうから走ってやって来…

鏡はなぜ左右反対に映るのか。その理由を解き明かす、思考実験をもとにした新理論？　エッセイ、哲学？ノンフィクション？　SF？　あるいは大人の童話？（もしかしたら、どこかでこのような…

「ジャンルは詩・童話・その他…この中なら童話かしら」 「童を脅かすな」

　ある日、小さな女の子は夢を見ました。とても幸せな夢を。いつまでも、いつまでも、眠ったままで、ずっと見ていたいとも思うような、とても幸せな夢を。 　その夢の中で、小さな女の子は小…

純文学を書くのか、それとも童話・児童文学をやるのか、悩んだ末に童話・児童文学を選びました。これから童話をちょくちょく投稿します。皆さまからの感想・批評お待ちしています。

うちはプップちゃん。ロボットの女の子

昔話、桃太郎。大きな桃生まれた赤ん坊が大きくなり、鬼を倒す物語。しかし、なぜ桃太郎は桃から生まれたのか、お供はほんとうに桃太郎を慕っていたのか、鬼はなぜ悪事に手を染めることになっ…

　夏休みに田舎の祖父母の家に行った陽太は山で天狗の少年、ナツイと出会い、本来なら天狗の持ち物である羽団扇を拾ってしまった。その事が原因で山の力のバランスが崩れる。元に戻そうとする…

ハリネズミのチックが営む小さなカフェ。 そこにあるのは、どんな料理でも作れる、まほうのスプーン。 そこへやってきたのは一匹の黒猫、ニックでした。 失敗をして自信をすっかり無くして…

――魔女の窓に切り取られた景色は、別の世界につながっていた 雪に覆われた街の廃墟のような洋館で、少女は旅の魔女と名乗る人物に出会う 洋館には『魔女の窓』と呼ばれる不思議な窓があ…

幼い頃読み聞かせてもらったあの童話や昔話…教訓ガン無視で話を進めたらどうなるのか！？っていう思いから書いてみました。