「＃終末 ＃短編」を含む小説

老執事アルフレッドと老女主人のスミス婦人は、ロンドンに住んでいる。毎日決まったコースで散歩をし、買い物をする、何十年も変わらない生活。ある日、何かが変わった。それは、微々たるもの…

世界の終わりを迎えた母子の話。SF。 自主企画「【三題噺 #110】「気」「幕」「電撃」」の為に書きました。

村上紗季と三宅太一は腐れ縁の幼馴染。地球が温暖化で住めなくなって、選ばれたヒトが宇宙船で飛び立った後の世界で。選ばれず残された二人の夏休みは、まだ続いていた。そして紗季の、胸に秘…

人類は進化を重ね、数え切れぬ技術と文明を手にした。だがその歩みの果てに、何が待ち受けているのか――。 500万年を漂う鷹の亡霊が見守るのは、栄光と破滅の狭間に揺れる人類の行方であ…

800文字以内で書いた短編小説です。

世界が終わるその時も、きっと私は旦那に足蹴にされて笑っている。 そんな夫婦の何気ないやりとりを描いた掌編です。

月が、地球に墜ちてくる。 世界の終わりまで、あと一日と数時間。 誰かと抱き合うことも、走って逃げることもできず、俺はアルバムをめくっていた。 そして思い出した。 初恋の人、佐…

月曜の朝。割れたマグカップ、届いた一通の手紙、黒い犬。 世界が静かに終わりに向かう中で、一人と一匹が過ごす静かな時間。

かつての栄えた文明 灰色に塗られた空 無数に立ち並んだ空虚の建造物が時を経つにつれ、風化していく そんな終末世界に出会った一人のニンゲンとの物語

　もしも〇月‪✕‬日に大異変が起こる言われたら、おまんはどうしはる？ 　なんでもない下っ端噺家やった「儂」が終末の世を過ごし、その中で生きる意味を、好きなものを貫き通そうという意…

【ラスト一撃が心を抉る……！ 　皮肉で残酷で、美しいほどに歪んだ物語】 〜あらすじ〜 世界が終わる前日。一人で最期を迎えるはずだった私は、未来と言う名の少女と出逢う。ニコニコ…

　パチッという軽い音とともに、暖色系の明かりを放つ電球がその部屋の全体を照らした。 　部屋の中には一人の少女がいて、部屋の中にはラジオ配信するための機材と防音設備だけが存在してい…

俺と咲は恋人同士だった。 それがある日、二人きりでループする世界に取り残され！？

西暦二〇××年。突然現れた人型の変異体によって世界は滅びました。 生き残った人々は廃墟にこもり、変異体や暴徒におびえて暮らしています。 神戸の地下鉄駅ホームに築かれたコミュニ…

戦争孤児になった人間の少女 まつりと収容施設の奥深くにいた戦闘用アンドロイドの シーラ、喧嘩をしたり色んなことを体験した。 世界が終わるなんて思ってもいなかった終わりに向かう世界…

ゾンビに支配された世界。 人間はすでに滅び、猫だけが生きている。 腐った内臓を喰らい、崩れた街をただ歩き続ける日々。 ある日、猫は出会う。 襲ってこない、腐った子供――ゾンビの残…

煤けた光属性の男と、光を纏った闇属性の男。 どうしたって終末を迎える、ふたりの話。 俺・紹廸と友人・サクラの男ふたりが、いろいろなシチュエーションでこの世界の終わりを迎える、パ…

海辺の高台に住み着いていたカツオドリ、彼らに降りかかった予期せぬ出来事、人類の運命も、時は巡る。

　他人の心の痛みが絶えず流れ込み、魂を蝕む――精神感応士ミナにとって、その特殊能力は「呪い」でしかなかった。心を閉ざし、ただ業務をこなすだけの灰色の毎日。そんな彼女に、最果ての…