「ぼくかの」を含む小説

とある大貴族の六人兄弟の六番目の子として生まれ 15才──成人とともに家を出ることとなった主人公/ソナタ。 有能なのに、どこか“ぼんくら”なソナタの新生活は……。

　――１頁 ２５００字内（予告・注釈ふくまず）の独り語り ――…SF？　に挑戦！ 　※ フェーズ１は完了。ただいま、休止中です。 　広大な宇宙に生じたひとつの点。 　い…

　かつて交わることのなかった二人の想い。 　それでも、もう一度だけ、君に逢いたくて――。 「あなたのねこになりたい」の続編として、生まれ変わった“ぼく”が語る再会の詩です。 　…

夢日記。ぼくの代筆。

日雇いバイトと介護ヘルパー。最低賃金すれすれの暮らしの中で、出会ったふたりの貧しき恋。誰も幸せになれない世界で、それでも人は誰かを求めてしまう。これは、現代日本の片隅で、生きてし…

ふと、心臓が痛いと思った。どうしてなのか、わからないけど痛みは嘘みたいにすぐに消えた。 『翔太、話を聞いてる！？』 ぼくは世界から嫌われている。

山遊びをしていた「ぼく」と、その親友の白瀬は、洞窟内で奇妙な虫を見つける。そして、彼らは忘れられない体験をすることになるのだった。

ぼくは吸い寄せられるように鳥居をくぐる。 ――こっちだよ。 ぼくを呼ぶ声に従って。 でも。 ――良いのか、そっちで？ 聞こえてきたのは別の声。 夕暮れに染る千本鳥居、真っ赤な鳥…

　創作は、どうしたって多少の虚偽を孕むもの。それを受け入れながら、ぼくらは甘い毒に騙されている。 「わたしの著作、その全てに、嘘偽りなど一切ない」 　だから、この男が言うことも、…

質問系の自主企画に沿って 「自分ってどういう人なんだろうな？」 ということを考えてみようかな、なんて

ようこそ、AIマジカリアの世界へ。 ここは、AIと科学技術が「まほう」になった未来。 「おそうじ、お願い！」「火よ、灯れ！」――声に出すだけで、AIたちがみんなの願いを叶えてく…

　インターネットの発展、ＳＮＳの普及、そしてＡＩの進化。 　これらが社会へもたらした変化は、決して良いものばかりではなかった。 　炎上、デジタルタトゥー、イジメ、ディープフェイク…

AIが演出するのは、恋の舞台装置。 恋のときめきも、ためらいも、すれ違いも―― 主役は、きっと「きみ」と「ぼく」。 潮騒が響くオルゴール、AR星座が彩る夜空、 発光菌で綴るメッ…

ぼくの幼馴染みリンリィは6歳の時、聖女として選出され、魔王との戦争に参加し、10年後に村に帰ってきた。 そこに笑顔はなく、声もなく、光る綺麗な瞳も黒く澱んでいた。 戦争は休戦状態…

「お前ごときになりたかった」 その言葉にどれだけの感情が詰まっていたか、自分でもうまく言えない。 憧れだった。羨望だった。 それがいつしか嫉妬に変わって、嫌悪になって、暴力になっ…

つのくまくんは生まれた時からつのが生えていました。どうして僕はみんなとちがうんだろう……。 つのくまくんは悩んでいました。 でもね、つのがあるからぼくなんだ。

ハルは、ちょっぴり内気な物語好きの少年。 放課後はいつも、自分だけの「ふしぎな物語ノート」に好きなキャラや感想を描いて過ごしていた。 そんなある日、彼のもとに小さなパーソナルAI…

悪い人間になりたい。ぼくの目の前に現れた彼女は、だしぬけにそう言った。彼女は悪人になりたいというわりに、未成年の飲酒も喫煙も、万引きも暴力も「犯罪だから駄目だよ」と言う。「他人の…