「#首」を含む小説

　気付けば魔王の息子に転生を果たしていたあの日から二百年余りが過ぎた頃、フィーロの進退は窮まっていた。 　五歳の頃、魔族の才を決定づける魔力の多寡を偽ってよりずっと、本当は弱いの…

9月20日は愉悦組織『ラビット』の長、桜卯姫月の誕生日。『ラビット』のメンバーである四人は、キャプテンのために誕生日プレゼントを用意することを計画する。 そうだ、敵対組織『ブルー…

カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】（1首部門）に投稿する作品集です。 気分で詠みます。

無謀な２０連首への挑戦…… ちょっとエッチです……。

フロイス王国はトマルア王国に戦争で敗れ、条約を結ぶ。その際にフロイス王国の王女を有効な証として、トマルア王国の王に嫁がせる、と取り決められた。 フロイス王国の第一王女ルーナ・フ…

短歌10首連作です

いくら丼。 それは、丼にいくらを乗せたシンプルな料理。 しかし、その歴史は古く『万葉集』には、いくら丼についての唄が数首あり、日本人の舌を楽しませてきたソウルフードである。 もし…

悪役令嬢 × 執事――。 本来なら波乱と断罪に満ちた運命をたどるはずの彼女だが、その日常は拍子抜けするほど“のほほん”としていた。 「領民の税を上げちゃおうかしら？」 「新興貴…

死刑執行人として１０００人の首を斬り落としてきた少年シャルル。 愛する少女の死刑を執行したことで、遂に耐え切れなくなり家を出たシャルルはささいなきっかけから魔術学園ユンフェルノダ…

浅宮佐久間には小学生のころから恋をしている幼馴染がいた。その子の名前は、野山モジ。驚くほどの鈍感さは、佐久間の精いっぱいのアピールをことごとく根元から破壊していく。けれどそんな日…

　【第1部あらすじ】 　全滅しても「教会送り」で復活が約束されている世界。 　人類を脅かす魔王と対峙し、残るは俺1人。 途端に死への恐怖が襲ってきて捨て身で 「命乞い」したら………

弱視なので録音図書をよく聴く ボランティアさんのお陰で図書は充実している しかし、なかには首を傾げたくなるものも これは単に朗読者の責任ではない 時代の反映に過ぎないのではないか

ふと思い立ち、月の満ち欠けに合わせた十二連首を詠んでみました。

日々が齎す涙の薄情さにうんざりなのは自分だけか？

　 　物静かな少年、コウジは絵を描くのが趣味だ。 　崩れかけた祠(ほこら)の近くで見つけた不思議な石をスケッチするのにハマって１年が経ち、違う石を拾いに行った帰りに部屋を訪…

醜い野獣となり、家の中で孤独に生きる「おれ」の元に一つの箱が届く。 黒い爪で破くように開けると白い半透明な布地の向こうにぼんやりと肌色が光っていた──それは一人の少女だった…