「短編...？」を含む小説

ニューヨークに住む皐月は、ある日グランドセントラル駅である匂いに気づく。誰も彼もから漂うそれに、皐月は昔とらえたある匂いを思い出す。ある意味特殊設定ミステリです。

この世界には神がいる。彼らは人々が静かに生きていけるように、この世を護るのが責務。 でも、彼らはそれぞれ何かを隠して生きていた――。 国を守護する神の少女が、仲間たちと共にさまざ…

　美術室から消えたりんごの模型。残されていたのは、子どものような丸文字の付箋だけだった。生徒会長・野々宮稔の軽いノリを筆頭に、後輩の神谷陸は”丸文字ルパン専任捜査官”に任命されて…

　この記録は、誰のものでもない。それでも確かに存在した、誰かの心の軌跡である。 　掠れ消えてしまうような、小さく見落とされがちな影。それらを掬い上げ言葉に乗せて、その一瞬を繋ぎ止…

ちょっと意外なものに宿った付喪神達の物語 監修：蒼風雨静　　作；碧 銀魚 （重複投稿作品）

赤く濃淡のある夕日と、空の上は鈍い青空。この冷たい風に当たるのは、私達以外に誰も居ない。ばさばさ、と唸る旗、昨日の雨で濁る川を横目に、私達は歩いた。

辺りは学園祭の真っ最中、先生も生徒も入り交じって、発表会を行っている。 そこで私は恩師の証明問題の熱い熱弁を聞いていた。 何やら二桁の証明であるらしい。 人を見下してるから、そ…

メリサ・アイヴァンは眼球に種を植え付け、たっぷりと水をやると、木が生えて自分に瓜二つな果実が成った。メリサは果実を食べると、赤ん坊を吐き出し……。残酷描写ありは一応付けておきます…

　塾の帰り道、骨まで沁みるような寒さが心許ない。 「もうちょっと頑張らないとな」 　親、担任、塾講師、皆、同じ事を言う。 　俺は頑張ってこれなんだと説明しても「恥ずかしくない…

霧に閉ざされた黄昏館。 黒崎探偵事務所の面々が招かれた推理劇は、異界の儀式と犠牲者の連鎖だった。観測する者は魂を奪われ、忘却が支配する。果たして真実に辿り着けるのか――。 推理…

深夜の薄闇の中、青年は一冊のノートに向き合う。 胸の奥に滞り続けた後悔、言えなかった願い、積み重なった孤独。 書き出すほどに、心はゆっくりと沈んでいく。 掬えるはずだった何かを…

姉弟の話です。僕もブラコン美人な姉が欲しい。

夜の明けない霧ヶ峰町を舞台に描くキマイラという怪物をめぐる短編ホラー。 Pixiv小説で2018年ごろに書き始めて放置していた作品を改めて加筆修正

136回のスクワットを行うことで、壁抜けができる勇者。 連れ去られた姫を、壁抜けを使用してとっとと助ける。

寂しさをテーマに書いた一作です。 東北に一人で暮らすおばあちゃん。冬休みをおばあちゃんと過ごすことになった小学三年生の女の子。母親の出産。それらの要素と家族を軸にして、団らんとぬ…

これは、とある大陸の国と王子の身に起こった出来事……。 ★★★★★ 《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》

｢金龍族の勇者｣のおまけ話で、マイラ達が楽しく面白い日常生活をテーマにした作品です！

余命半年の少女と、写真を撮るのが好きな少年。 ファインダー越しに交錯する、切なすぎる両片思い。 「最期まで、普通の女子高生でいたい」 余命半年を宣告された紬（つむぎ）は、病気を隠…