「幸せにね カクヨムオンリー」を含む小説

雪降る冬の夜、静かなカフェで向かい合う智と心咲。智は旅行ジャーナルに情熱を注ぎ、過去を記録し続けることに生きがいを感じているが、心咲はその姿勢に少し疑問を抱いている。彼女は智に、…

変な夢を何度も見る相談をされたが、いつからか見なくなって解決したらしい。彼女は幸せそうで、なによりだと思った。すべては自分の勘違いだろう。

　高校二年生になったばかりの風宮晴人(かぜみや はると)は趣味が写真撮影という至って平凡な男子高校生。 　ある日の雨が降りしきる放課後、帰宅しようと昇降口玄関へ足を運ぶと一人の…

かつて革命によって滅びた国がいた。 その国に住んでいた一人の少年は血の滲む努力の果てに誰もが幸せになれる最高の国を興し賢王として称えられた。 しかし、賢王は清廉潔白かつ強すぎてし…

自分の内側の綺麗な世界を体現しようと、言葉を厳選し、文字に落とし込めた作品です。 恋愛ものですが、読む人を選ぶと思います。 年齢制限には該当しないと思いますが、死の描写を写してい…

私は書いた。クリスマスに幸せな人々が、愛を存分に感じる様子を。私は、本当のことを、書いたのだ。

主人公は推しの乙女ゲーム「叶うなら貴方と」をプレイ中に死に、気がつくとゲームの世界に転生していた。 だが、彼女が転生したのは悲恋のヒロイン・ロゼッタではなく、影の薄い妹フランソ…

【スニーカー大賞用あらすじ】 崎守優夜は中学時代から、「ラッキースケベ」を意図的に狙っていた。天然でドジな少女が階段から落ちるところにあえて居合わせたり、「わざとじゃない」と言…

幸福の受容の仕方が分からない「僕」の話

久しぶりに許嫁から出かけの誘いがあったので一緒に出掛けた 正直なところ、許嫁の見た目は良いとは言えない。顔は綺麗ではないし可愛くもない。体系も太めだ しかし、家の都合で婚約し…

年明け。雪が積もると蓮葉（はすは）は決まってお兄ちゃんを連れて雪遊びに出かける。しかも、コートやイヤーマフ、ニット帽と防寒具をしっかり身につけるのに、なぜか手袋だけは用意せず。 …

詩を愛し、詩に愛された男、雨森敦史。 静かな日常を望む平凡な会社員は、ポエミーだとバカにされても、詩とともに生きる幸せを夢見ていた。 だが、その夢はある日、粉々に打ち砕かれる。詩…

「神を見て目が焼けた。神と共に暮らす島」かつて、盲目の民たちはそう歌った。受け継がれた「幸せになるための桶」は、いまや誰も近寄ることのできない呪物に成り果てている。

お題で執筆!! 短編創作フェスの第2回のお題『雪』にちなんだ短編です。 幼い頃、雪の降る日に両親を亡くした主人公ネーヴェは、無理矢理爵位を継承した義理の家族に虐げられる日々を過…

母と「私」の最後の会話

冒険者育成魔法学校、フィオーレ学園。 ここに通う高等部1年生のアネモネは、冒険者達から出来損ないとも言われる職業「使役者（テイマー）」を目指していることから、周りから蔑まれて生き…

「ヒロイン達の暴走を止めてね・・・」の続編。最後の部分、ハイエルフ女聖騎士と女勇者、聖女の「生まれ変わったら最初から恋人として生きたい」という願いと言霊から世界が創造され、その世…

〝それ〟はある日意識を持ち、命じられるままに戦い続けていた。 いったい何から攻撃されているのかはわからない。 だが、戦わねばすぐに命を失うほど苛烈な攻撃だった。 そしてある日。…

幸せなだけで満足か？ 愛されれば満たされるのか？ 平和とは正しい？ 本当に俺たちは自由になりたい？

◆私は、ミジョリムパシフィム・エス・ハレストアマモリクモーリという名のもふもふでも人気の純血種だ。 私も雇われる身となり、苦労を掛けてきた父からは独立した。 ある日の出逢いで、自…