「また後日」を含む小説

お布団が恋しい。そう言ったのは依美（えみ）だった。 しかし、誰か（グリフォン獣人）の羽根を毟って寝具にしたいとは言っていない。 ホームシックになりかけていた依美は、突拍子もない展…

アウグスタには入り婿のルーカスという夫がいる。 彼は王太子の側近という立場であり、そして過去に一度やらかした経緯から格下のアウグスタの家に婿入りする羽目になったのだ。 そうだとい…

「少年、小説サイトに自分の作品を投稿したことはある？」 「なんですか藪から棒に。そりゃありますけど」 「あるんだ」 「なにか文句が？」 「いや、それなら丁度良いや。紹介文ってどう…

家の中で、恋仲の植木星弥（うえき　せいや）がノートパソコンで何を観ているのか気になった愛酢友美（あいす　ともみ）は質問を投げかけた。 星弥はバーチャルタレンツの河合（かわい）ルナ…

新羅の王族の彼は幼い時から繰り返し同じ夢を見る。後日、振り返った時、それは今の自分を伝えたのであったのかも知れない。

ジムのインストラクター光星は、恋人の港の頼みで、港の親友、七海の家の洋服ダンスを粗大ごみ置き場に運ぶことに。 だが、運んだあとに七海の母は驚きの事実を明かしたのだった――。 「…

吾妻高校の屋上。主人公、依途空良は自らの原稿を投げ捨て、無才を嘆いて飛び降りる。次に目を開くと羽を生やした女がそこにいた。 未神蒼。想像主の彼女によって人類は死ねなくなってしまっ…

何の娯楽もない退屈な田舎町で暮らす16歳の男子高校生・小林冬馬〔こばやしとうま〕（通称トーマ）は、 ある日、友人の上杉久志〔うえすぎひさし〕の代わりにコンビニバイトに入るのだが、…

　内気で恋愛経験も少ないOLの陽葵(ひまり)は、社内一のイケメン、高梨蓮に密かに恋心を抱いていた。しかし、自分に自信が持てず、積極的にアプローチすることもできなかった。 　そんな…

二年七組の男女仲が冷え切っているらしい？　 そんな噂を聞きつけて動き出す生徒が二人。 新聞部の成瀬利秋、通称リシュー。 そしてその相棒の津嶋花生。 二人が暴く七組男女の心の溝とは…

「良かったら私と一緒に下校して貰えませんか？」 同じ学校に通う事だけが共通点、本名すらお互いナイショの男女の2人。 最初は知らない同士なので淡々としてますが、一緒に帰る日々を重…

"貴方から欲しいの。貴方にあげたいの。" の後日談です。

お題「妖精」です。 友人のゆりが夭逝したと、兄に手紙を送る英ヱ(はなゑ)。すると、兄が病院までやって来て……。 「はなさないで」の後日談。 ↓「はなさないで」 https…

1章 　捻くれた性格から周りに馴染めない高校二年生、加藤栄一は、放課後クラスメイトの美少女、粧香織がいじめられているところを目撃する。 　しかし栄一は、そのいじめに対し自分…

　小学６年生の九美しおりには秘密の友達がいた。妖精の豆本屋、ブック・マークだ。背中にトンボのような羽を生やし、緑色のもじゃもじゃの髪の毛にピンクの肌、白いエプロン姿をしている。 …

コンカフェで働く男女の、開店前のひととき。一話完結の短編です。 「気づいたら僕の古参がキラキラしてた」の後日談になっています。

風花と夏澄の休日のお話です。 なにげない話をしている風花と夏澄。 風花は夏澄から、森の中に湧く、ふしぎなサイダーの泉の話を聞きます。 精霊の世界ではなく、風花の世界にある泉で…

デリツィオーゾの城下町で料理人として働く、青年ルカ。彼は「伝説の料理人」ラウル・セリーノにあこがれていた。 いつか彼のような宮廷料理人になるのだと夢見つつ、ルカは今日も、衰えた祖…

KAC用に書きました。 続きは息抜きに書くかも？みたいな作品です。 ＝あらすじ＝ 日本で真面目に働いていた主人公は、ある日殉職して異世界に転生する。 悔しさと失意の中、とある空…

誰も逃げることは出来ません。家族から、過去から、生きることそのものからは。 人生は続いていくし、新しい命も産声を上げます。 取り憑かれているのは家でしょうか。 家が、あなたに取り…