「辿る」を含む小説

今の私から過去の私へ。 今の私から未来の私へ。 幼少期～今現在に至るまでの私自身の記憶の記録です。 過去を変えることは出来ないけれど、いつか手放せるようになる日が来ると良いな。

　意識と無意識の間でのみ通じる道の先、私が辿ったのは並行世界線？未来？幽世？ その全てだと言ったら、あなたは笑いますか？ 拙作【白昼夢】の「私」が語る、夢に纏わる三部作。 私には…

事件はホテルで起こった。忘年会のためにホテルの宴会場を借りたA社とB社。A社のとある社員とB社のとある社員が別々の会場で忘年会に参加していたはずが、目が覚めるとふたりは同じ部屋に…

上空2 万メートルに存在する国「ヴァイサイ」 　そこには、強さ以外に興味がない魔法使い「シュピゼ」が暮らしていた。シュピゼの中で最も強い者を王とするこの国では、王位剥奪のために、…

駆け出しサラリーマン独身男性な吉永達也は、視力を失い介護が必要な母と二人暮らしをしている。事務的な会話だけで冷え切った家庭に息苦しさを感じる毎日を変えたのは、二人乗り用の自転車・…

小5の夏――とある出会いで仲良くなった＜オレ＞と＜ユキ＞。 普通とは違う＜ユキ＞に心を惹かれていく＜オレ＞だったが、その年のクリスマス前に＜ユキ＞は突如行方をくらませてしまう。 …

異世界転生、最近地球で猛威を振るっているジャンルの一つ。大抵ダンジョンだの無双だの、偏りはありつつもその中ではっきりと作品の個性を出すものが生き残る。そんな似たりよったりの異世界…

性格とは相反した体格と顔付きを持つ男は、小さな村で虐げられていた。 鬼と相対するこの世界では、鬼は忌むべき存在。 似つかわしい男が生まれながらにして迫害されるのは、当然の事だろう…

★アドベントカレンダー2024企画参加作　終末世界で日常を生きる人々の、クリスマスまでの日々を辿る★ 　■　■　■ 外を出歩くのに防塵スーツで全身を覆わなければならない世の中…

クリスマスイブに物音で目を覚ますと、そこにはサンタクロースを名乗るペンギンがいた。 ペンギンはミユの“査定”の結果は六十点だったと言い、“六十点の良い子”へのプレゼントとして、ミ…

21歳の佐助正志（まさしかさすけ）は、恋人の行動に奇妙な点があることに気づき、彼女が浮気をしているのではないかと疑い始める。真実を知る決心をした彼は、ある夜彼女を追い、その足取り…

友達に罰ゲームとして入れられたつまらなさそうなアプリ。その名も「大公様とヒロイン」。 プレイしてみると案外楽しかったが、問題は どうやっても結末が “大公様は悪党になりました“ …

　見た目の美醜が数値化されるようになった未来。 　数値が200を越え、画一的に定義された「美しさ」を極めた人の前に現れるのは、神話に謳われる黄金の林檎。 　「完璧」な美しさを「不…

【 疑念。答えに辿るまで、その間、想いを書きまくるのだ 】 〇+。―――――――――――――――― 私はおとなしいかは わからない けど 内なるココロにはいっぱい思いを詰め込…

アルカディアクエスト。100以上のルートに分岐するストーリーと、魅力的な登場人物で人気を博したそのゲームには、ただ一人だけ全てのルートで悲惨な運命を辿るクレセンシアというキャラク…

時は2025年、場所は神奈川県鏡原市。 藏元素子は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感を駆使して元素の持つ記憶を辿ることが出来るサイコメトラー。 化学の知識に長けた元高校化学教師の…

登場人物 A（主人公） 口に出すと願いが叶う力を手に入れた◯校生。 無口。 名前がAなのと無口なのは最終的に死ぬので思い入れを残さない為。

「お前を売れば金貨百枚になる。我が男爵家の面汚しが高値で売れるのだ」 　男爵令嬢のエミリーには天才的な商才があった。しかし他の家族はとことん無能であり、いつもエミリーの足を引っ張…

昔、都市伝説の本を読んでいたときに目にした 壁に頭をくっつけて「別の世界に連れて行って下さい」と念じると、壁から手が出て来て壁の中に引きずり込まれる。 ……こういう話から、考…

三年ぶりに帰省した僕は、小学校時代に「Mr.ソングライター」と呼ばれた同級生の訃報を知る。 昔遊んでいた友達と彼の通夜までに詩を完成させようと約束し、試行錯誤しながら、忘れかけて…