「猫向け」を含む小説

人間の記憶を食べられる猫は、やはり本質的に猫であった。 記憶を食べるまでは書きません。 ただ、猫（特殊個体）から見た猫生を少し書きました。

余命三カ月の宣告を受けた首相・智朗は、人生の終末を静かに迎える覚悟でいた。そんな彼の前に、二つに分かれた尻尾を持つ化け猫・ネコマタが現れ、智朗を喰らうために首相官邸に居つくように…

ハチワレ猫・タロが「吾輩」口調で語る人間観察ストーリー。 金、嘘、ささいな裏切り──人間どものやらかしを眺めつつ、自分もちゃっかり骨を盗み食いしている猫の目線から描く短編。 …

奈良県桜井市に住むジンジャーキャット（茶トラ猫）のどん兵衛くん。 彼の生きがいは静かに日向ぼっこをすること。 しかし人間が原因の喧噪でゆっくりと日向ぼっこができません。 そこでど…

酔っ払って、ただ軽くからかっただけのつもりだった。 ——黒髪の方が似合うよ、前髪下ろしなよ。 三連休明け、その言葉どおりに変わったマサトが現れる。 かわいかった彼が“かっこよすぎ…

突然彼がエジプト駐在になり、結婚してついていくことに。愛猫と別れ猫ロスで失意の主人公に、エジプトの自由な猫達と複雑な人間とそれをさらりと交わす猫達との出会いが待っていた。 自分と…

とある猫に転生した女の子とコーヒーが好きな男の子のお話 コーヒー1杯ご用意して、ゆるりと読んでくださいね

主人公の名はレイラ。母は狼男に殺され、父はその討伐に向かって死んだ。そのあと芽生えた不思議な能力「もじつかさ」。特殊体質者を保護する団体「協会」にあずけられたレイラは自動書記の能…

クラスメイトである「木塚拓海」くんが三つ子であると知った妃由。 その三つ子の事実を周りに秘密にする代わりに、拓海くんに「私と付き合って」と要求。 彼はそれを渋々ながらも了承し、よ…

幽霊が見えるだけで他に取り柄のない少女《黒崎美玲》と化け猫《ミッケ》は、家出の途中で怪奇クラブ部長《綾小路薫》と遭遇。 朝まで一緒に過ごすという約束である場所へ向かった。それはあ…

これは、雄の黒猫の物語。 彼はかぎしっぽであり、黒猫でかぎしっぽと言えば「幸運の猫」と言われています。 あの時、彼はどう思っていたのか？ こう思っていたらいいなぁ。 それを小説に…

「ねこはかわいい」 これは国や言語を超えて、多くの人の心に共通する思いだ。 ねこを飼っている人とそうでない人の隔たりもない。 そんな愛されている猫に限界まで愛を注げばどうなるだろ…

公園に捨てられていたのを保護された子猫。 他の兄弟はすぐに貰われていったのに、自分だけ取り残される。 でも最後に出会ったその人は、温かく彼を迎えてくれて……。 そんな、子猫から『…

　ユンヴィ公爵家の令嬢クローディアはその日、ずっと彼女を冷遇し続けていた婚約者・王太子ユリウスに斬り殺されて命を落とした────。 　目を開けると、彼女の前に現れたのは「愛の女神…

キャラクター制作会社プリュミエールの社員である瑠香（るか）は、 憧れのデザイナーになるのを諦め、流通管理の仕事で食いつなぐ日々を送っていた。 失敗続きで自己嫌悪におちいっていた…

僕は海が好きだ。 だから休日はこうやって海を眺めに来ることが多いんだ。 ただ、今日はちょっと不思議なことが起きてしまって・・・・。 人の言葉をしゃべる猫と出会ったって言った…

猫はかわいい。猫は正義。 ──たとえくしゃみで窒息しようとも。 25歳の事務職・ハルは、愛猫ミルフィと暮らす“猫依存女子”。 毎朝、顔に乗られて息ができなくても、涙と鼻水でぐち…

二年前、最愛の彼女を交通事故で失った主人公。 自由奔放で気まぐれだった彼女の死をきっかけに、彼は心を閉ざし、ぼろアパートで孤独な日々を送っていた。 そんなある日、部屋に入り込ん…