「山 長編」を含む小説

杜の宮原市の僻地、青葉ヶ山に住む少年、朝山ホムラ。 共に暮らす祖父や分校の友人たちに囲まれ、田舎で平穏な日々を送る普通の小学六年生――だった。 連日、杜の宮原市内で人を襲う熊の…

　古武術の花山道場の当主、風見弘樹は真守（まさもり）会（通称正森ネットワーク）という組織から時折依頼を受ける。内容は異端の格闘家との試合や狐狸妖怪の退治などである。 　弘樹は家…

9-14 大阪 文学フリマにて途中までフリーペーパー形式にて頒布予定。草稿ですがお手に取っていただけたら嬉しいです。 山の奥地に住むディン▪️リァヘンゼルという男が、書庫の天井…

楠木樹は最愛の人　木立霰にもう一度出会うために、神様のいる山に登った。 長編小説　第十一作目　短編集　２０２３年作

高校三年生に入った時、祖父が死んだ。 急死、齢九十にもなった事から来る老衰だと医者は言っていた。だが、それに納得が出来なかった主人公は祖父の金庫を開けた。自身達兄妹にだけ教えてく…

【公爵令嬢、舞踏会で婚約破棄され、さらわれ、山奥で嘔吐する】 その日、アンドレアさんは散々な目に遭いました。婚約者と義理で参加した舞踏会。虚飾にまみれた煌めく世界で、突然告げられ…

乱世の只中、山州の盟主戈家の末娘・胤姫は、隣国介家の嫡男・炎と政略の婚儀を結ぶ。 だが幼い二人は文を重ね、少しずつ心を通わせていった。 時は流れ、偉大な父の死と兄の失政により、戈…

母が抱える秘密を隠すため町を転々としながら家業の花屋を手伝う主人公。 客として現れた謎の美女に紹介され入学した星ノ山高校は、高校と老人介護施設が併設された奇妙な学校だった。 同…

「バタケン」こと秋元葉子は、同窓生相手に「性商売」をしていた。「バタケン」の「客」である狭山と「バタケン」は高校卒業の際、ある約束を交わす。そして、二人は数年後、社会に出て、一つ…

「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」 桜降る、とある春の日。 凶賊（マフィア）の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。 彼女の父と異母弟が、…

「あんな風に、人の記憶に残ることが、わたしのたった一つの夢だったんです」 白美国際大学に通う九十九未来は、ある日、「実体のある幽霊」の噂を耳にする。 九十九は親友である杜山と…

甲武信ヶ岳への山行を共にした、高野鮎美、内村理沙、水原悟、井川房恵、飯豊昇、堀井文彦の六人の周辺で次々に起こる事故、事件を脱サラ探偵空木健介が、そこに潜んだ悪意、欲望を暴いていく…

【５巻発売中】巴市シリーズ第一部～四部（クシナダ異聞まで）が、ことのは文庫さまから『陰陽師と天狗眼』シリーズとして発売中。コミカライズ全２巻がコミックブリーゼ様より販売中。 …

ぼくの住む海沿いの町から引っ越してしまった波子。 あれから約８年を経て、民俗学を専攻しているぼくは、調査地にある親戚の家で、波子の夢を見る。それだけではなく――波子の姿を見かける…

海と山に挟まれた小さな漁師町・波神町。 月宮夕依は〈影〉を引き寄せる体質を持ちながらも、寂れた神社巡りを愛する高校生。 ある夜、彼女は無名社の社で“影”そのものの少年・影比良と出…

　雪が降り始めた北海道のとある街。陽山　託舞（ひやま　たくま）はいつも通りの変わり映えのない日常を過ごしていた。 　いつものように登校し、いつものように勉強し、そしていつものよう…

　警視庁公安部降魔犯罪対策係・俗称〈ウィッチハント特捜班〉。 〈災禍の九人〉と呼ばれる魔女たちの手で魔法や魔術体系が蘇った現代社会において、彼らの仕事は悪しき魔女を狩り、善き魔女…

　時は今から千年ほど昔。王と貴族が治めるイコクのヘーアンの都で、中流貴族で学者の家系のプラム家に生まれたドーシンはその類まれな頭脳と誠心により朝廷で第二大臣の位に昇りつめるが、政…

うさぎの耳をもつラビは街から離れた小屋で一人暮らしていた。山を散策中に倒れている犬耳のウォルフを拾い、怪我をしていたのでしばらく小屋で世話をすることに。 不思議な魅力を持つウォ…

とある場所にある小さな山の【イタリア坂】を舞台にした高校生の女の子の夏休みの恋の話。 むかーし、魔法のiらんどで公開した作品です。文章など稚拙な点もありますが、作品の雰囲気やス…