「宇宙ＳＦ」を含む小説

　ヒトは学習などしていない。思い出しているだけ。 　そんな「仮説」を基にしたジョークSF。 　忙しくて夏休み、盆休みが待ち遠しい方に贈るささやかなプレゼントです。 　異星知性体…

地球――かつて人類の母星と呼ばれたその星は、今や宇宙社会の“下層圏”として見捨てられている。 スクラップ街で孤独に生きる少年・ユウトは、ある日、廃棄された宇宙艦の中で出会う。 そ…

西暦2052年、人類はついに火星への有人探査を実現させた。 事前に自律整備された基地に到着した5人の科学者チーム。 彼らを迎えたのは植物プラントで実った、 ミズナ、ラディッシュ、…

「初めまして、宇宙人さん！」 突如主人公のデバイスにインストールされたアプリケーション。そこから現れたのは青い髪と瞳を持つ女の子だった。リアルとVRが入れ替わった世界で、宇宙から…

　テラリウム、と言うものをご存知だろうか。ガラスのジャムの瓶、コップなどの中に、苔や石や砂利、恐竜のフィギュアや小人のフィギュアなどを敷き詰めて、並べて、自分だけの小さな箱庭を作…

地球と宇宙を結ぶ星間鉄道は、人類の大動脈として機能していた。 そんな鉄道の安全を陰で守るのが、星間軌道警備隊。 夢は車掌、いずれは運転士。 そう信じていた少年・高槻 真は、卒業直…

2098年11月12日、地球は音を失った。地磁気の異常により、すべての音が消失し、人々の意識は場に溶け込み、個の輪郭は曖昧になった。静寂に支配された東京で、人々は言葉を持たず、争…

俺の名はヨアヒム・バーニィ・サンダース。惑星ファンタジアの惑星監視官だ。宇宙進出前の文明を見守り、レポートを祖国に送るのが俺の役目だ。 そんな着任８年目の俺だが、人生詰んだかも…

　この物語のテーマは、愛と平和です。 読者の皆さんに心からの幸せを感じて頂き、幸せを現実の物にして欲しいと願っています。 　あらすじ 　大阪に住む普通の高校生の天野雄介の前に突…

宇宙で生まれた人類が初めて来た地球。 そこには、奇妙なルールがあった。 ＿＿＿＿＿ 夜になると花火が上がる。 すると人々は家に籠る。 音を立てても良い。光を出してもいい。 た…

ようこそ、ストレートフラッシュ号へ。 どこかで見たような、日常系SFホームドラマ。 宇宙を漂う、ゆるくて濃すぎる居住船の日常。 笑って、泣いて、たぶん最後はハグして終わります。 …

兵庫にやって来た内海聖也は、貿易職に就くことを夢見る高校生。しかし、様々な出来事が重なり、夢も居場所も失ってしまった彼は、自殺を図る。廃墟となった思い出の別荘で、大量の睡眠剤を飲…

自由市場経済と科学技術がグロテスクに発達した西暦2119年の東京。そこかしこで来年開催される東京オリンピック『NEOTOKYO 2120』の旗がなびいている──かつてオカルトと吐…

20年前の初恋の面影を映す少女は、ケプラーと名乗った。“彼女”は「人間の“個”を研究するため、遠くの惑星から来た観測者」であり、売れない小説家の昴が最適だと真顔で言い切る。 　感…

多相共鳴世界の深宇宙調査艦「ヘリオトロープ・エキセントリカ」で紡がれる日常の一コマ。 「空間の声」を感じ取ることのできるユーリ。直感に従い、船の航路を変更するが…

不審点の残る事故報道、動物の奇妙な目撃情報、天文学界で進行する観測異変、カメラロールにまつわる都市伝説。 断片はどれも不確かで、ばらばら。 しかし、それらが思いもよらぬ形で符号…

大宇宙連合・惑星征服局の主任が「どうだ。惑星番号ＢＥー１９９の進展具合は？ そろそろじゃないのかね？」と、担当オフィスにいた担当者に声をかける。

私が行方不明となって一週間。発見された場所は、消息を絶ったのと同じおばあちゃんのいちご畑。怖くて震えながら真っ暗ないちご畑の真ん中でしゃがみ込んでいた私を、発見したお巡りさんが抱…

星野ソラは、どこにでもいる普通の中学2年生。成績も運動神経も平均点。友達とのおしゃべりと、たまに読むSF小説がささやかな楽しみ。そんな彼女の退屈で平和な日常は、ある夜、庭に響き渡…