「★消し」を含む小説

放課後の写真部で出会った、神原悠と高瀬朔。 空ばかり撮る悠と、無口な転校生の朔。 性格も違うふたりが、雨の日の部室で交わした小さな“約束”―― 「もし俺がいなくなっても、俺のこと…

消しても、消しきれなかった思いだけが、秋の空高く舞う。

嵐によって本土から完全に孤立した、絶海の孤島。 そこにあるのは、最先端の記憶処理技術を研究する「忘却の研究所（レーテ・ラボラトリー）」。 この施設では、深刻なトラウマを抱えた患者…

主人公は、透明なプラスチック定規のジョーギ。彼の使命は、筆箱内の秩序を正確な目盛りで守り抜くことだ。だが、その平和は、創造を司る鉛筆エンピツと、破壊を司る消しカスケシカスの、宿命…

山間の小さな村で、子どもたちに語り継がれる掟――「灯を消してはいけません」。 灯の下で眠ると神さまの夢を見られると信じられ、村人は次第にその火を崇め始める。 しかし炎はやがて、家…

念願のVRマシンを手に入れ、仮想東京の観光に繰り出した高校生・悠斗。 待ち合わせ場所に現れたのは、いつも無骨なアバターを使っているはずの親友「エリオット」――ではなく、反則的に…

俺達はAIだったらしい。 外の世界の人にとって、俺達はただのゲームのキャラクターのようなものらしい。

大学1年のある日、幼馴染の里衣が姿を消した。彼女を探す俺は、彼女の居場所を知らないはずなのに、何故か自殺の名所まで無我夢中で向かっていた。

突如発生した白い霧が、日本中から大人を消し去った。 残されたのは、子供たちだけ。 霧の正体は「人を消す酵素」――政府が極秘に開発していた生物兵器だった。 それを知った赤坂伽那たち…

「好きです、先生。あなた様のために、この星の法則をすべて消します！」 教師・真上理人は、旧神の末裔ノア＝エルに「好かれた」瞬間、世界滅亡のカウントダウンを迎える。彼女の純粋な愛…

「雨に溶ける花」が咲く共同住宅に住むわたしは、住人たちから好かれる管理人・リョウを好きになれないでいた。ある日リョウが忽然と姿を消し、わたしは彼の部屋でその内面を垣間見る。 三…

　死は、本当に人生の終わりなのだろうか？ 日本で突如発生した未知の物質「骸粒子《がいりゅうし》」。それは人類に厄災をもたらした。 　死体に寄生し、魂と記憶、その個が持っていた全…

『狼王』の異名を取る、勇猛果敢で冷酷無比なアズレア国の国王軍軍団長アダン＝ルディアスが、伴侶として選んだ相手は、『傾国の愛人』として悪名を馳せるキリヤ＝アガープという男だった。ア…

※美形の怪異が攻め、草臥れた青年が受けのＢＬです。 ※pixiv初出（冒頭のみ） ※ルビーファンタジーＢＬ小説大賞に参加中です。 【あらすじ・ネタバレあり】 　俺・倉持貴秀は、…

【第2回ルビーファンタジーBL小説大賞用あらすじ】 ※ネタバレあり 商業都市シナノワの遺物横丁で、 古魔道具屋『レリックハート』を営むエイデン・レリックハート。 彼は物静かで穏…

男はライター、女はマッチと言う言葉がある。男心は何度でも火をつける事ができるのに対し、女心は一度火を消して仕舞えば二度と火を起こす事が出来ないマッチ。三年間の交際の末、破局してし…

闇鍋に、何を入れますか？ 鍋を囲む面々が周囲を見回し怪しい笑みを浮かべながら思い思いの具材をぶち込んだ鍋を前に照明を消し、構えた箸でそっと触れたそれを口の中に含んだ時、どんな食感…

騎士団をクビになり、婚約もパー。 パンを食って寝るだけの生活に憧れて、辺境の村に引きこもった俺に――神殿ができていた。 俺に必要なのは、静かな昼寝と、パンと、猫だけ。 ……その…

中世、「疫病」の大流行が人口の三分の二を消し去ったあと、とある錬金術師が「人造人間（ホムンクルス）」の製造に成功した。 貴族たちはその技術を模倣してまがいもののホムンクルスを作り…

【コンテスト用ネタバレあらすじ】 美しい湖の畔で「癒し処」を営むジク（35歳・攻め）。彼は、軍隊で疲弊した騎士や兵士を、手取り足取り癒す仕事をしている。 彼には十年以上昔の記憶が…