「月 心」を含む小説

　神隠し――日本の伝承や民間信仰に語られる現象。多くは人のいない山中で起こり、前触れもなく立ち入った人が消える。それは古くは山の神、川の神による拐かし、妖怪による悪戯と考えられて…

　こちらは暗黒主催の自主企画「月の光と魔法使い」の為の書下ろし作品です。 　前回の「秋の気配」と「風立ちぬ」に気を良くした暗黒は更に調子に乗ってます。今回は「秘密の花園」をモチ…

文芸社刊で、ネット上ではそこそこ高く評価していただいている小説、『月がある』の作者、木塩鴨人の新作です。 いつもの木塩の作品らしく、優しく繊細な言葉で綴られる、切なく透明な物語で…

〈時代〉 宵華達の始業式くらいから 〈おおまかな設定〉 主人公、天都《あまつ》 宵華《よいか》の幼馴染2人、東雲《しののめ》 虹斗《にしと》と楼野《さくらの》 春渡《はると》は…

　孤独な老博士が、最期の希望として作り上げたロボットの少女。 　彼女が教えられた唯一のロジックは「許し」だった。 ​　博士の死後、街の人々の憎悪と暴力に晒され、ボロボロになりなが…

月ヶ峰市には誰かもわからない殺人鬼が潜んでいる。 殺人鬼曰く、私がきみ達を幸せな場所へと案内してあげよう。 殺人鬼曰く、私があなた達の魂を楽しい処へと案内してあげる。 殺人鬼曰く…

颱国の宿敵、浩国の皇太子のもとへと妹の代わりに嫁いだ皓月。 心が通じかけたその矢先、母皇の命で颱へ連れ戻されてしまう。 皇太子の身分に戻った皓月に、母皇は「速やかに子を成せ」…

裏社会を生き抜いた戦闘のプロ、桐生蓮。 彼は、両親を殺した男が計画する大規模テロを阻止するため、たった一人で暗い復讐の道を歩んでいた。 そんな彼の前に現れたのは、魂を刈り取る…

【コンテスト用ネタバレあらすじ】 美しい湖の畔で「癒し処」を営むジク（35歳・攻め）。彼は、軍隊で疲弊した騎士や兵士を、手取り足取り癒す仕事をしている。 彼には十年以上昔の記憶が…

月の獅子に愛されし国アスランには千年の栄華を誇る。 その国において、建国から仕える公爵家には必ず二人の男子が生まれた。 兄弟はそれぞれ違った成長をする。 兄には替えの効かな…

名家である久慈家。天才画家・久慈色助は大学にも通わず怠惰な毎日をダラダラと過ごす。ある日、久慈家を勘当されホームレス生活がスタートするが、絵を描く事以外あまり興味がない色助は新生…

令和３年１２月１日、東アジアに位置する島嶼圀華倭（やまと）朝の姫君・愛宮内親王殿下は成人になられた。だが、その心中は揺れていた。圀民の多勢は女帝の誕生を望んでゐるにも係はらず、圀…

夜の海に糸を垂らす時間だけが、私の心が静まる瞬間だった。 26歳、営業職。喧騒や期待から逃げるように、私は今日も海へ出る。 静けさを破ったのは、なぜだか私に懐いている後輩――不器…

川辺の砂から生まれた〈雲母の娘〉と、秋に赤く燃える〈あけしの娘〉。 風の郵便屋が届ける「こひ」の手紙、霜の検見、藍い灯を腹に宿す小さな魚――四季は静かにめぐり、ふたりの心は月の虹…

「四風十二国」――王の徳が国を潤し、王の驕りが国を腐らせる世界。 現代日本の高校二年生・水城遥は、学校帰りに不可思議な亀裂へ迷い込み、荒れ果てた大地に転落する。そこは白風国。王を…

異国の神々――ポルックス、カストル、フローラ、アルテミス。 日本の神々――菅原道真、崇徳上皇。 人の姿を得た彼らは、とある菓子店を営むことになった。 しかし開店から一年、店内には…

失われた記憶の欠片と、綴られた愛の記録。 毎年、聖なる夜にだけ現れる優しい瞳の彼。花屋で働く小鳥遊雫は、理由もわからず彼に惹かれていく。しかし、彼女には幼い頃の記憶がなかった。 …

　舞台は西遊記。心に傷を負った子供たちが、愛と教育の力で自立し、自己実現を果たす物語。 　西遊記のメインキャラクターを、問題を抱える現代の子どもたちに重ねて合わせています。 孫悟…

教室の隅で息を潜める、分厚い眼鏡の陰キャ女子・山崎静。彼女の唯一の安らぎは、月に一度だけ訪れる旧校舎の「第三図書準備室」。そこは、誰にも邪魔されない彼女だけの聖域――のはずだった…

主人公　神宮寺　信久　17歳　1月1日に見た初夢で、指定された2月9日に指定された神社へとおもむいたら、嫁入りさせられてしまった高校生。 　性格は明る。 　身長170センチ体重5…