「短編向け」を含む小説

高校時代、私は茨城で見た東京の洋菓子店のニュースは、自分とは別の世界の出来事のように感じられた。進学してその“別ページ”の街で暮らすようになると、かつて遠く見えていた場所が自然と…

「僕」はヲタク。 異世界転移や異世界転生のお話を読むのは大好きなんだ。 だけど、自分が異世界に行きたいか？って言われたらちょっと違う。 だって異世界にいきなり飛ばされるってちょっ…

人間の記憶を食べられる猫は、やはり本質的に猫であった。 記憶を食べるまでは書きません。 ただ、猫（特殊個体）から見た猫生を少し書きました。

小学４年生の男の子がおかしなアプリ『家族召喚ガチャ』をやったら、ほんとに妹がやってきた。 という、すこしふしぎなお話です。

ある日、突然出ていってしまった愛するパートナーから、手紙が来た──

私は、「好き」というモノが分からない。 この世には、様々な「モノ」が存在している。 「食べ物」「音楽」「アーティスト」「動物」「性格」などなど。例を挙げたらキリが無い。 そし…

余命三カ月の宣告を受けた首相・智朗は、人生の終末を静かに迎える覚悟でいた。そんな彼の前に、二つに分かれた尻尾を持つ化け猫・ネコマタが現れ、智朗を喰らうために首相官邸に居つくように…

連載中ですがほぼ1話完結なので、つまみ食い感覚で読んでもらえたら嬉しいです。 いるようでいない、いないようでいるかもしれない。 そんな不思議な生物にまつわるエピソードを気軽に読め…

十五歳で嫁いだ少女と、屋根裏部屋に住む訳ありの不良メイドマリー。 居ないものとして扱われている二人が出会った時、世界は鮮やかに色づき始める。 ――マリーの白く冷たい指先は、何年…

恋人との結婚を認められなかった主人公の、ある夏の日。

隣室のないはずの壁が、叩かれている。 その音は上下・左右・前後へと広がり、 ゆっくりと、逃げ場を塞いでゆく。

昔書いた文章群が発掘されたのでアップロードいたします。

涙が通貨となった近未来。"無感情者"となった主人公が、少女と出会い、涙を取り戻すまでの短編SF。

「トリックオアトリート！」 ふと扉の外から子供の声が聞こえた。 もう随分遅い時間だ。 扉を開けると小さな銀色の髪の子供がいた。 …おやおや随分と懐かしい顔だ。 久々に会ったその子…

登場人物 翔陛…主人公。高校１年生。 ドンピシャ好みだが愛が重い３タイプの美少女に迫られているのが悩み。 この作品は小説家になろうにも掲載されています。

ついにヤツが、世界を恐怖の渦に突き落としたあの、魔人グレートマッスルはなおかが俺たちの町にやってきた。町を、妹のユカリを守るために、俺の命懸けの闘いがいま始まるッッ !!! 他…

奇想天外博物館です。本館では、特異なものばかりを扱っております。 短編集です。

ある日、西川健は「クロヤギさんは本当に読まずに手紙を食べたことがある？」という問答を春日部詩織に質問される。その質問に答えた西川健は、深窓の令嬢やかぐや姫とあだ名が付いた変わり者…

机の上に、手紙が置かれていた。 「あなたには苦難が待ち受けています」 「あなたを見守っています」 末尾には、ただ一言――「天使より」。 降りかかる苦難と、増え続ける励ましの手紙。…

瑠花（るか）は、仕事終わりにカフェに寄って本を読むのが好きだった。 憂鬱な雨の日、そこでコーヒーを飲んでいると幼馴染の男である大和（やまと）と再会する。 瑠花は小学生の時に、…