「明日は…」を含む小説

　戦いの果てに道はあるのか 　殺し合う先に夢はあるのか 凍て刺す氷原の帝国、フロスト。 焼き焦がす砂漠の王国、ハザール。 惑わす森の連邦、ミーソン。 三つの大国が交錯し、大陸…

皆さん、はじめましてっ！ わたしの名前は――犬神 愛衣（いぬがみ あい）と申します。 （しっぽ、ぶんっ……あの、ちょっとだけ緊張してます……っ） ふわっふわのしっぽと、金色の髪が…

人は壊れても生きていくことができる。 あなたには、絶望にも希望にも取れる言葉がありますか？ 翼を持つ者たちの里。 呪いと喪失の中で生き残った黒猫シュバルツは、 “生き延びた代…

　カメラマンを目指す女性、熊野智絵理は悩んでいた。 　地元の美しい景色を写真に収めたいと思っていたのに、どうにも上手くいかない。 　公園のソメイヨシノを撮影できれば、見る人の心を…

幼い頃に交わした、ささやかな約束。 高校二年生になった朝、朝霧紬は幼馴染の有馬蒼と同じクラスになる。 少しずつ縮まる距離。 言葉にできない想い。 「また明日」と繰り返される、当…

君もわたしも、あの子もあの人も、子どももおとなもご老人も、アーティスト。 なんぴとの築く創造的建築も、妨害されるようなことがあってはならない。 今思うがままに、明日が、未来が…

不思議なことがおこる。超次元より舞い飛ぶ蝶の羽搏きが人を殺す世界。死人が意思を持ち幽霊というものになり、死者の世界が現世に構築される世界。そんな世界で生きる者たちは常に死と隣り合…

　傭兵生活二十年のおっさん。 　ジェネラス・サンティマンは凄腕の傭兵、というわけではない。 　自らは凡骨もいいところ。 　対人にせよ対魔物にせよ一級の傭兵には遥かに劣るという…

学校に行きたくない。それを一瞬でも思うだけで、僕は辛くなってしまった。

校庭の奥にある古い温室は、秋だけの居場所だった。クラスのざわめきや他人の視線から離れて、1人で呼吸ができる場所。

眠る前に、少しだけ優しくなれる話を書いています。 放課後の帰り道、 雨の音、 ふと目が合った瞬間。 恋が始まる少し手前や、 名前のつかない気持ちを、 静かな短編にしています。…

──恋愛したがるやつらがきらい。性欲に頭を支配されているやつらが大きらい。だから、おれは一生誘いに乗らない。 真野璃空は、クラスの中心グループに属する高校二年生。中性的な顔立ち…

青い髪に無精髭、派手な柄シャツに左耳にのみ揺れる大きな金魚のピアス。凶悪な眼光。強い見た目の怪しい叔父さんこと御剣弥命(みつるぎみこと)と、冷静なその甥の盾護旭(たてもりあさひ…

——この物語はフィクションです。 基本一話完結型の短編集です。 なんとも言えない気持ちになりたい方にオススメです。 1000文字以下が多めです。ほへーって読んでください。

ナイトクラブでホールスタッフのバイトをしている鈴木には気になる女性―アスカがいた。しかし、アスカの視線の先にはいつもバーテンダーの善樹がいる。善樹が既婚者であることを知った鈴木は…

書き溜めた詩を集めてみました。 気が向いたら増えるかも。

僕よりも長く生きられない彼女と出会った。 告白された、恋をした。 いつか終わる幸せなら、いつか始まる悲しみになら。 救いのある最後がいいとそう思う。 僕の願いは、今日も明…

夜の帳が明ける頃、過ぎし日々を思い返し、布団の中で見つける明日への温もり。

小さな王国の姫“セラ”は、明日16歳の誕生日を迎えようとしていた。城下では王女の誕生日を祝う祭が行われている。その祭に行くためにセラは、ある青年“チャーリー”の手を借りて城を抜け…

お題をお借りしました ありがとうございました 自主企画： 第51回　俳句でお題に挑戦「熊」 https://kakuyomu.jp/user_events/8221398410…