「動物（？）」を含む小説

私の田舎では、いなごを捕まえて、給食で食べることがありました。 それは珍しい体験でも、勇気が必要なことでもなく、ただ「そういう暮らし」だっただけなのです。 田んぼや森が遊び場で…

　家電・車・飛行機に人工知性が搭載された近未来、太平洋に透明な隕石カイロスが落ちる。 　カイロスは知的生命エネルギーの融合体〈Ｌ粒子〉の結晶で、人類、全動物、人口知性に大きく干渉…

第三次世界大戦により、世界人口が18億人へ減少した世界。その片隅に存在する小さな自治区「エデン地区」で差別、戦い、病気、物資不足に苦しみながらも、必死に生き延びようとする治安維持…

　かつて『血塗られた両腕のリッド』（リッド・ザ・ラスティレッド・ガントレット）と呼ばれ、A級冒険者だったリッドは彼のパーティーとともにある時から行方不明になっていた。 　数年の…

精霊や動物を模して造られた存在、人工精霊（フィルギア）。人によって使役され、人のために在るものたち。 精霊騎士を目指す少年テセルシオは、自分の相棒となる人工精霊を探す中、とても希…

ハチクイはオスもメスも、宝石のような美しい体色で人気の被写体。ハチのみならず、飛んでいる虫なら何でもさっと捕まえて食べ、獲物に毒針がある場合は枝に打ち付けて毒を取り除いてから食べ…

ヒマラヤの山奥で雪豹の保護活動に精を出す風斗（かざと）。 ある日、雪豹の赤ちゃんを助けようとして崖から転落した風斗は‥‥‥ 「Faith」のスピンオフ短編ですが、「Faith」…

ある日やってきた小さな黒猫。 ちょっと不思議な黒猫が、彼の人生を大きく変え始めるのだが…… 少々情けない主人公と小さな黒猫が、傾きかけた街の本屋を立て直す為、あれやこれやと奮闘…

50年前、“天災”と呼ばれる現象によって、 王都ライネルの中心から突如として巨大樹――《ジュエリーボックス》が生えた。 そこには無数の宝箱と、莫大な富、そして災厄が眠っていた。…

長野県の静かな田舎町。山々に囲まれたこの地で、私の暮らしは静かで、平穏だった。少なくとも、ハシビロコウを迎え入れるまでは。 祖父が他界して、私に家を残してくれた。その家は、…

ひきこもりの男子学生・翼の元へやってきた赤毛の魔女・エレナ。10年前の約束を果たすためにきた、とエメラルドの瞳で宣言した。約束を果たすために超久しぶりに家からでる翼。夜の風は肌寒…

この現代社会、妖怪の存在を信じる者はいるだろうかーー 魔法少女…もとい妖怪と戦う巫女姫の存在を知っている者はいるだろうかーー 巫女姫と共に戦っている小さな動物が、かつて人だったと…

祖父から譲り受けたぴかぴかのカギの謎を解くべく、開園直後の超大型総合動物園、「ジャパリパーク」にやってきた青年。 カギに秘められた謎とは？彼の中に眠るスゲー所とはいったい何なのだ…

人間の記憶を食べられる猫は、やはり本質的に猫であった。 記憶を食べるまでは書きません。 ただ、猫（特殊個体）から見た猫生を少し書きました。

モルモット族が静かに暮らす森の外れ。 平穏な生活を送っていたちったは、 “ただの夜”が永遠に変わる瞬間を迎える。 ある晩、突如現れた鬼が家を襲撃し、 ちったの妻リリと二人の子ど…

　少し未来のお話。その世界では魂ソウルと呼ばれるけものロボットが生み出されて、世界中の人たちの友達となって、愛されていた。 　そんなソウルたちを生み出したのは一人の自分の友達の動…

標高2000メートル。 絶海ならぬ絶壁の孤島、「私立天蓋（てんがい）学園」。 そこは、現代科学では解明できない特殊能力「シンドローム」を持つ少年少女を集め、保護・育成するための全…

今から五百年ぐらいあとのお話。 森は汚染され、海は泥となり、空は色を失い、空気に毒が撒かれ、動物の「ダチョウ」以外が死滅した世界。様々な国の中で日本人は円状型巨大移動装置マガタマ…

本屋に立ち寄っただけのはずが、着物姿のクジラに「お待ちしてましたよ」と案内されてしまった友子。
たどり着いた先は、魚と龍が空を泳ぎ、アリクイがカフェを営み、人も動物もみんなが自分…

私は、「好き」というモノが分からない。 この世には、様々な「モノ」が存在している。 「食べ物」「音楽」「アーティスト」「動物」「性格」などなど。例を挙げたらキリが無い。 そし…