「何色」を含む小説

爽やかに始まり、読後はモヤモヤ。 　　*************************** 「ランドセルは何色がいいのかな？」 「入学までまだ一年あるわ。気が早い」 「でも、そ…

色によって将来の仕事が決められるここは、円柱型の蜂の巣を催した色別世界。まだ何色にも染まっていない白い子どもたちは、色場見学を通じて将来自分の就くべき色業を探すのがこの世界の習わ…

私、えくれあ♡のデビュー作です。下手くそだけど、初めて完結させた喜びが詰まった作品です。

2年真っ暗の真っ暗 来年はどんな年 真っ暗から、何色 私は 私色に染まりたい

「－－くんはこの世界が何色に見える？」 「私はこの世界は赤いと思うよ」 　親に蒸発され、貧しく多忙な日々を送っている僕と妹。そんな僕に近頃彼女ができた。しかしながら舞い上がるわ…

【短編作品】 ある朝目が覚めると、俺は『カラフルメモリーズ』というギャルゲーの世界の住人となっていた。 よーし！　これから薔薇色の青春を謳歌するぞー！ と思ったのも束の間で……

大学三年生になった私はある一人の男の子と出会った。 彼には変な噂があったが、私は気にせず仲を深めていった。 そして彼の趣味である写真を見るため、スタジオへと足を運んだ。 そ…

とある特殊体質の少年、「一色誠」は誰もいない筈の旧校舎の美術室で一人の少女と出会う。 「ね、ねぇ……何、してるの」 「な、何って……いや、綺麗な絵だなって……それで、その………

　右腕の義手以外、見た目は普通の青年である伊野田。だが彼は笠原工業によって造り出されたオートマタ用の生体素材であった。 　自身と同じ境遇である二体の生体素材が南国の観光都市テグ…

君はそれでいい。だからずっとこうしていられるんだから。

龍が四つで一文字ってどういう意味だ？吠えない犬って何色だ？山形で友達になった、れん、と遊んで過ごして、真夜中に起きた事件。ぼくのそのときどうしたくて何を思っていたか。言葉にできな…

ここ数年で変わった気がした街並み。 客層は変わったかもだけど、私たちは何も変わっていないかも。ずぅーっとずっと。 ※サバクトビバッタ …紀元前より知られる悪名高き蝗害の原因。サ…

とある高校、まだ旧校舎棟の残されたその場所は生徒たちの密かな避暑地となっている。 そんな木造校舎の二階にある旧・2年3組の教室では、今日も二人の高校生が空を見上げて語り合う。

自主企画「問えば響く君の答え」参加いたします。 作:(本名) 普段は三題噺をしておりますのでそちらもよろしければどうぞ。

大切な物を失い、人生が空っぽとなった青年。しかし、友達の勧めで始めた「マッチングアプリ」が衝撃の展開となる。

青じゃない空を見た時、僕は疑問を持った。赤と紅、どっちのアカだろう。きっと、おじさんなら分かる筈だ。 そう思って訪ねたけれど、おじさんは物知りなのに分からない。 どっちでもいいん…

桜が咲いたとき俺は出会った。この出会いがよかったのか悪かったのかよくはわからないが…確かに俺はこの日の出会いから何かが始まった。それはけしてよいものとは言えないかもしれない…でも…

あらゆる主義主張が受け入れられ、様々なグループが混在する多様性社会。 理想的のようでいて、そこに息苦しさを感じる人もいる……。 ＊本作はカクヨム外のサイトで行われた「第二回かぐ…