「終わった 短編」を含む小説

ある日ふと、世界が終わったらと考えたことはありませんか？ 文明崩壊の序章とそれに気づくAI、人類のお話。 全5話です。 この作品はもともと長編として書いた小説の序盤を、…

ある国のとある森に「物語りの魔女」が住んでいた。 彼女は訪れた者にふさわしい「物語」を授け、人々を救っていた。 ある者には「少しずつ美しくなっていく物語」を。 ある者には「力を…

冒険者パーティのリーダーであるアルバートは、生活費を稼ぐため掲示板に貼られた変な依頼に手を出すことにした。 依頼内容は『エルフの黄金水』というアイテムを納品しろというもので、報…

「お姉ちゃんには羽が生えるの。羽が生えれば約束の地に行けるのよ。神様からの命令なの」 姉が突然そう言い始めたのは10日前だった。 変わりゆく姉と取り残される妹。 少しホラー、ち…

朝香トオル様主催「フラレた男と慰める男」をテーマにした全年齢向創作BL『傘をさしかけるひと』へ寄稿した作品です。 映画好きな大学生「鍵井佑(かぎいゆう)」はサイコホラー映画の上…

同じ怪談を、孫たちに延々と語る本家のじいさん。 じいさんの願いで、臨終に立ち合ったオレとシュウジは、じいさんから一族の秘密を打ち明けられたが――。

僕たちは愛玩用人類だ。身寄りのない老人が買う商品だ。 だがそれで終わっていいほど、デチューンされているわけじゃない── これは商品用奴隷の少年少女が施設から脱出する短編作品です…

　物語はいつか完結するもの。 　しかし現実はそうではない。 　未完で終わってしまう物語も数多く存在する。 　様々な理由により完結に導くことが出来なかった物語。 　物語の創造主…

語り部はとあるワインの酒蔵の使用人。 今日も昔世話になった夫婦にワインを届けます。 夫、ダーコート。妻、キャロライン。 そんな夫婦も昔は精鋭の軍人でした。 しかし、二人は国…

雄太（ゆうた）は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。 しかしあっさりと玉砕。 クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。 しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を…

引っ越し先の村では、村長に対して新年の挨拶をするという風習が存在していた。 そのことを最近知った私は、とっくに三が日が終わっているのに、今更挨拶をしに行くことにする。 すると、村…

小学生の頃にM-1グランプリを見てお笑いの道を志した若手お笑い芸人が、挫折を経験しながら、養成所で相方を見つけてコンビ『ダブルチーズ』を結成し、M-1グランプリの優勝を目指す短編…

自分の才能の無さを悲観して、画家の道を諦めた南　夏音は、派遣社員として、職場を転々としていた。ある日、夏音は、3ヶ月契約で派遣された運送会社で、昔の恋人、橋本来斗と再会する。 …

友達が死んだ小4の夏。 葬式の終わった後のあの日、あの教室で逆転した私達の生死。 死んだ君は生きるけど、生きられる私は死んでいる。 それはきっと、一生。

ある父親と、彼が大事にしているという愛娘。 二人の関係性と、そのディスコミュニケーションについてのお話です。 この検査が終わったら、ケーキを買って、お家で食べようね。 …

ボクは夏休み前日に手紙を貰う。 その手紙はほんの一瞬、瞬く間に終わってしまう、けれど余韻を残す、まるで花火のようなひと夏の始まりを告げた。

親友のボディが新しいモデルになった。 国産の純正製品で、オイルの燃費も良いらしい。CPUも次世代型でドリンクホルダーまである。 けれど中身のOS(人格)はそのままで、いつも通り…

田中一郎はごくごく平均的なサラリーマン。会社もブラックではないが、残業はそこそこある。ある日、そんな彼が帰り着いた家の前で呆然と立ち尽くす。 「ここは、どこだ？」

【カクヨムコン10短編 応募作品】 異星人との戦争は終わっていない。だが戦争初期を支えた中年操縦士には今の戦争は変わり過ぎて、もう出番など無い。退役して妻子と過ごすも、労をねぎら…

終わりを知らない戦争は人も国も狂わせていった。 冷酷な殺戮を繰り返し、みんな人として大切なものを失っていった。 俺もそのうちの一人だ。 俺の仕事は砲撃が終わった戦地に出て生…