失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
第1話:世の中真っ黒だ!
「ごめんなさい、私、好きな人がいるの……」
「あ、え、あぁ、うん。分かった……」
僕はそう言いながら泣きそうな苦笑いをして、振り返りもせずにスタスタと歩いてゆく彼女を見送る。
かなり勇気を振り絞って真剣に告白した僕だけど、見事に玉砕した。
「はぁ~僕の人生このまま彼女なんて、できないのだろうか……」
高校も来年には二年生になる。
二年生の終わりごろには大学受験の準備が控えているから、恋愛どころではなくなるだろう。
肩を落としとぼとぼと自分の教室へ向かうといきなり目の前が真っ暗になった。
「よぉ~し、確保アルね!」
「ねぇねぇ、リンちゃんこれ本当に大丈夫?」
「まぁ、
「よし、ではさっそく今日の反省会アルね!!」
まただよ!!
もうなすがまま。
幼馴染の李・リンとフランソワーズ・ハミルトン、そして飯野エンデルシアの三人だ!!
僕は三人に袋をかぶされてそのまま拉致されるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます