概要
三階から、彼はいつも何かを落としてくる。
高校の園芸部に入った私は、
火曜日と木曜日の昼休みに校舎裏の花壇へ水やりに行くことになった。
ある日、上から消しゴムが落ちてきた。
見上げると、三階の窓からこちらを見下ろして笑う男子生徒がいた。
次の日はノート。
また別の日も、同じ場所から——。
これは、少し不思議な出会いのはずだった。
あの日、先輩の言葉を
もう少しだけ疑っていればよかった。
校舎裏の三階には、
今でも“落としてくるもの”がある。
火曜日と木曜日の昼休みに校舎裏の花壇へ水やりに行くことになった。
ある日、上から消しゴムが落ちてきた。
見上げると、三階の窓からこちらを見下ろして笑う男子生徒がいた。
次の日はノート。
また別の日も、同じ場所から——。
これは、少し不思議な出会いのはずだった。
あの日、先輩の言葉を
もう少しだけ疑っていればよかった。
校舎裏の三階には、
今でも“落としてくるもの”がある。