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★ === 調べてわかったこと ===
あとになって知ったこと。
○ 術師に対する信頼・信用
催眠術をかける人への信頼度が高ければ高いほど、催眠術にかかりやすい。だから催眠術師は独特の風貌をして、特別感を醸し出している。
初めて会う人の場合には有効な手段だろう。
そして真面目な人ほどかかりやすい。素直で真っ直ぐな人。中学生くらいだと、そういった子の割合は多いのではないかな。二十歳前後になると何かしらに傷ついてしまって性格が変わり、それが定着する。
そんなイメージが私にはある。あくまで主観である。
さて、私はキヨを信頼していたか?
全くしていなかった。まず剣道の対戦相手としてすごくやりにくい剣風だった。私からすると弱かった。信頼度は低かった。
けれどもこのキヨ、初めて対戦する相手はそのやりにくさに驚いて、勝利することが結構あった。団体戦では意外にも大将に配置することが多い。それは、ジャイアントキリングみたいなことが起こることを期待してだ。たいてい負けるのだけど。
話はそれる。
○ 話はそれて三年生最後の大会
最後の大会。運動部には必ず最後の試合っていうのがある。
県大会への出場をかけた団体戦の準決勝。
もし、キヨが大将であと1本取っていれば、決勝戦に進む。トーナメントだ。そうなったら決勝戦の相手は私たちが練習試合で負けたことのない学校だった。
団体戦メンバー全員が考えただろう。キヨがあと1本取っていれば優勝していた、と。もちろん、責めたりはしない。
しかし負けてしまった。それは仕方がない。勝負の世界だ。キツイ練習はいくらかしたけど、それ以上にサボりもたくさんしたんだ。だから、私たちはその程度だ。
中学三年生最期の試合。我々は県大会への切符を逃してしまった。
県大会の後は北信越大会というのがあって、その上位に行ったら全国大会。
しかし、私たちに上位に行く実力なんて、絶対になかった。
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