第16話 その女は俺の特別な女なんだ!
「素直じゃないなぁ。」
ブルーは女の方を見る。
「あ、この人、僕の太ももにケガさせた人だ。」
ブルーはしゃがみ込むと、女のほほを摘まんで引っ張る。
「すっごい痛かったんですけどぉ。」
バチン!!
思ったより大きな音が出る。
「あなたが答えないなら、こっちの人に聞こうかなぁ。何回切ったら素直にしゃべってくれるようになるかなぁ?」
ブルーは男の剣を彼女に向ける。
「や、やめろ! その女に手を出すな!」
「あれ? だんまりはやめちゃうの? きちんとしゃべる気になった?」
「・・・・・」
ぷぃっと横を向く男。すかさず女の頬を張るブルー。ばちーーーん!と大きな音が鳴る。
「や、やめてくれ!しゃべる、しゃべるから!」
「ふーん、この人大事なんだ。別にしゃべらなくってもいいんだけどね。」
「その女は俺の特別な女なんだ! 乱暴な事はしないでくれ。」
男は縛られたままずりずりと這って女の前に行くと、女をかばうように身を挺した。
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